明治学院大学体育会ワンダーフォーゲル部のブログ

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明治学院大学体育会ワンダーフォーゲル部です。
私たちは日本の広大なフィールドで登山を主に活動しています!
このブログでは、日々の活動から山行報告まで様々な風景をお伝えしたいと思います。私たちの活動に興味を持ってくれたら嬉しいです!!

GW残雪期山行「てふてふ山行」【北アルプス:蝶ヶ岳(4/26金~4/28日)】

 

こんにちは!広報係3年の島村です。今回は私が山行を計画しましたのでその報告をさせていただきます。

部としても本格的な残雪期の山行は久しぶりということで多少の不安はありましたが無事に下山することができました。この経験は次年度以降の代にとって間違いなく貴重な経験になったと思います。今回参加・協力してくださった4年生方ありがとうございました。

 

蝶槍までの稜線から富士山・南アルプスを望む。甲斐駒,白根三山が良く見えています。

 

 

今回のコースです。

三股→ゴジラみたいな木→まめうち平→蝶沢→急登→蝶ヶ岳→蝶槍ピストン→長塀尾根→徳沢→上高地バスターミナル

 

 

時刻は19時ちょうど。いつもの新宿駅10番線に集合します。ここから穂高駅まで電車に揺られ続けます。なんだか夜出発はワクワクしますね!

 

穂高駅に到着しました! 23:38分。東京とそんなに気温が変わらなかったのは意外でした。まだ寒くない、まだ。常念山脈の面々を確かめています。

 

こちらが本日のお宿でございます。主将は「寝袋?要らないっしょ!」どこか余裕な表情を見せていました。朝になって彼を起こしに行くと、「寒すぎた」その一言だけをくれました(笑)

 

06:00 標高1350mあたりから登山開始です!お空はどんよりとしていて眺望は期待できそうにありません。

 

これが途中の「ゴジラみたいな木」です。ゴジラというよりはブラキオサウルスじゃね?と私は心の中で思ってました!

 

登ること3時間ほどして標高2000mあたりから雪が現れます!麓はもう暑いのに。雪を見られてうれしいな!この時まではそう思ってた。

 

地図を読むとここから先傾斜がきつくなるようなのでアイゼンをつけます!4年生にとってはこれが最後のアイゼンです。ちょっぴりさみしい。

 

ぴーす!はい!傾斜がきつくなったよ。写真では伝わらないですよね。休憩場所を探すのにも一苦労です。

 

2150m地点で蝶沢をトラバースします。雪崩斜面で木がありません。傾斜も急なので慎重に進みます。雪訓と春山で学んだアイゼン歩行とピッケルワークを確実にします。

 

蝶沢の反対側から撮影した写真です。足を滑らせ、、、想像したくありませんね。左に見えてるのは常念岳です!山頂はガスっていて見えませんでした。

 

蝶沢を過ぎると傾斜はさらに増します。ザックが転がり落ちる場面もあったとかないとか(笑)立っているのも大変です。

 

このあたりが一番急だったように思います。蝶沢から先450mの急登が私たちを苦しめました。

 

最後の登りです!これを超えれば間もなくテント場に到着します。この時はもう無心で脚を動かしていましたね(笑)

 

蝶ヶ岳ヒュッテのテント場に着いて食当を開始しました。今回は主将自ら野菜を切ってくれました!うれしい!

 

美味しそうなカレーができました!

 

疲労と辛口のカレーに撃沈。

 

消灯前に撮った一枚です。ガスガスで20メートル先は何も見えません。明日は晴れるのでしょうか。

 

んんん?晴れてる!晴れている!快晴だ!槍らしき姿が見えています!

 

日に照らされる前の槍です

 

ハイマツの先に広がっているであろう素晴らしい景色が待ちきれない私です。

 

その先には、、、ドーン!と壮大な景色が屏風のように広がっています!穂高・槍連峰は圧巻でした!

 

日の出の前の一枚

刻々と山の表情は変わります

 

大キレット

いつかはここを歩いてみたい

 

日の出です

綺麗だ

 

カラフルなテント場

奥に見えるのは頚城でしょうか?

ぎりぎり雪の上を避けて張れました。

 

モルゲンロート

最高の写真を撮ってくださいました。この景色を見るためにやってきたんですから!

本当に晴れて良かったです。

 

一番美しい時間帯でした。

 

低く鋭い光線に染まった日本を代表する峰々です。

山が燃えるとはこのことです

 

ライチョウさんに遭遇しました。丁度羽が生え変わる時期だそうで、白と黒のまだら模様になっていました。

 

朝の散歩の時間

まだ太陽も低いので影が山の険しさを引き立たせます。

この後はテントを撤収して徳沢へ!

 

長塀尾根のなが~い下りです。

標高が低くなると雪が緩んでいて踏み抜き地獄に遭遇しました。

 

アイゼンを外します。もう着けることはないだろうと先輩方が言っていました。

徳沢までもう一息です。

 

徳沢に下山!

GWなのですごくたくさんの人であふれていました。みんな本当に楽しそうだった。私たちは疲れ果てていました。

ここから6㎞のロード、、、もう歩きたくない

 

この後はバスターミナルから松本駅へ

 

駅でおそばを食べて解散しました!おいしかったです。消化によさそうだし、疲れ果てたカラダにはピッタリ。

 

 

 

今回の蝶ヶ岳は記憶に残る山行になりました!この経験を次年度以降に活かせるようにこれからも活動してまいります。

 

広報3年島村

 

 

 

 

 

今回は、5/3()~5/5()のGW期間に

甲武信ヶ岳に登山をしに行った様子をご報告させて頂きます

 

 

"奥秩父"という山域にある百名山 甲武信ヶ岳ですが、皆さんは「甲武信」何と読むか分かりますでしょうか? 私は、初めてこの名前を見たときは、正しく読むことができませんでした...

 

 

正解は、これで甲武信(こぶし)と読みます。 

どうしてこのような漢字を当てたかということですが、それは

州(山梨県)・州(埼玉県)・州(長野県)それぞれの県の昔の呼び名の頭文字をとっているからです。

 

 

では、どうして3県の頭文字をとっているかということですが、それは単純で、この甲武信ヶ岳が上記の3県の県境に位置しているからです。自分の名前で、自分の座標を示しているというわけですね。

 

 

そんな甲武信ヶ岳ですが、主に山梨県側の西沢渓谷からの登山・長野県側の毛木平からの登山という二通りの登り方があります。

今回は、長野県側の毛木平から登山を開始し、山中で2泊したのち、山梨県側の西沢渓谷に下山するという2泊3日の縦走で登山を行いました!

 

 

そして、今回の登山には、4月に入部をしてくれた新入生が5人参加してくれました! 大学に入学し、初めてのGWにも関わらず、部の活動に参加してくれて、感謝しかありません。みんな始まる前はとても楽しそうにしていましたが、登山が始まると、意外とキツイと思った人が多かったようです...

 

 

先輩という立場になった今、自分が最初に部の活動として登山をした時は、どうだったかなと振り返ってみると、私はとても楽しかったなという思い出が鮮明に残っています。

だからこそ、最初の登山だからというわけでなく、せっかく大学で部活動をしに来ているのですから、みんなが楽しんでほしいですし、少しでもそう思わせることができたら、部活動生活が残り少なくなった私が、自分自身の役割を全うできていることの証明になるのかなと思ったりします...

 

 

そんなことを考えているうちに、一日目にお世話になりました

十文字小屋に到着です。一日目は、公共交通に乗っている時間が長かったこともあり、登山は2時間程度歩いただけでした。

 

 

ただ、新入生にとっては、テントを組み立てるのも、山で食事を作ることも初めての経験です。新入生に教えてあげながら、みんなで力を合わせて頑張りました!

 

 

二日目は、朝の5時過ぎからスタートです。一日目もそうでしたが、この日もとても良い天気でした!

(ただ、前夜は物凄く寒かったです...)

二日目は、一日目よりも長いおよそ5時間のタイム設定です。

 

 

しばらく歩みを進めると、だんだんと登山道には雪が見られるようになりました。おそらく標高が2,200mを超えたあたりからだと思うのですが、日が当たらないところに関しては、かなり積もっていました。もちろん新雪ではないですが、氷のような雪で、かなり滑りました。気を付けながら進んでいきます。

 

 

そして甲武信ヶ岳山頂に到着です!ほとんど時間通りに到着することができました!特にこの日は雪があるという悪条件ではありましたが、みんなの頑張りが、良い結果に結びついたと思います!

 

 

そして二日目は、山頂直下の甲武信小屋にお世話になりました。

西沢渓谷から登ってこられる登山客の方が非常に多く、GWということも相まって、一日目の十文字小屋とは異なり、混みあっていました。

 

 

新入生も2回目ということもあり、一日目よりもテント作成・食事作りなど、様々なことを手際よくできるようになっていて、非常に頼もしかったです!

 

そして、最終日となる3日目、一気に標高を下げ、下山していきます。

 

 

2日目同様、雪は積もっており、朝方という時間帯、2日目よりも高い標高が影響し、より硬く凍っていました...

気を付けながら、進んでいきました!

 

そして、無事に下山することができました!

予定していた時間を上回る、素晴らしい快走でした!

 

 

今回の3日間の登山を振り返ってみると、とにもかくにも新入部員のみんなの頑張りが全てだったと思います。

 

3日間の総距離は15km、最大標高は2,400mを超える2泊3日の登山、しかも初めて本格的な登山を行うのは初めての人が大半の中で、弱音を吐くことなく、本当によく頑張ったと思います!

ぜひ、今回の経験を自分の財産にして、これからも頑張ってほしいです。

 

そして、何よりも、この3日間が良い想い出になってくれたら嬉しいですね!

今回は4月14日に行った新歓・沼津アルプス山行の報告をさせて頂きます。

沼津アルプスは前年度も計画されており、2回目の人も多くいました。そのため、2回目の人が道を教えてくれて、迷うことなく歩くことが出来ました。


 歩きはじめから足場の悪い急坂が続き、軽装にも関わらず息が切れる場面が多かったように感じます。沼津アルプスは所々に砲台やかつての公園、大正天皇が植えた木など普段の山行では見られないものを多く見ることが出来ました
 
 途中の徳倉山で私たちはカレーを作りました🍛新入生と初めてカレーを作り、彼らの新鮮な感想やリアクションに「自分も前はそんなこと思っていたな」「そんなこと今まで考えてなかった」と懐かしさや驚きの感情が湧きました。カレーを作りながら自分のパーティーや他のパーティーの新入生と沢山お話ができて嬉しかったです!


 昨年よりも新入生が多かったので、新入生が辛い思い出にならないように、楽しく終わることが出来るよう更に意識しながら山行を行いました。また、2年生は初めてサブリーダーを行う人が多かったので、ペースや声掛けなど多くのことを学ぶことが出来たのではないかと思います!3年生もあまりやった事のない人がリーダーを行うなど、実りの多い山行になりました!


 今回の山行は天候にも恵まれ、まだ少し咲いていた桜が風に揺られて綺麗に舞っている中歩いたので、本当に景色が綺麗でした。新入生と行う初めての山行、幸先の良いスタートになったのではないでしょうか!🌸🗻



最後に、今回参加してくれた新入生の皆様本当にありがとうございました!
おわり




3年広報 西來