よく本部への問い合わせに


「貴社のステーキ店の肉の産地はどこですか?」

 USA産だったら子供に食べさせたくないので行きません!」


とかいきなり叱り口調でメールをくれたりする婦人が居る。



あれって一体なんなんだろうね? と。


アメリカ産牛肉が危険と言う根拠って

どこにあるんでしょうかね。


そういう方に限って

「私は国産牛しか食べない!」


と言って、スーパーで「国産牛」と言う表示の

牛肉を買って食べたりするんだろうけど

結局その国産牛は海外で育てられて

出荷前にちょっとだけ日本で餌食わしたら

それで立派な「国産牛」な訳で。


これが外国産牛肉とどう違うのかは

全く見当がつきません。


こういった御婦人に限って

子供のお弁当にたまに手を抜いて

冷凍メンチカツとか持たせちゃうんだろうけど

こんなの99%は原料の肉は外国産だろうし。


そもそも自分達が小さい頃

絶対に給食や母親の手料理で

外国産牛肉を口にして来ていて

健康被害が無く生活出来ているのに

どうして子供にそれを強制するのかが甚だ不明であります。


この前はこんな問い合わせがありました。


「貴店は何故生ビールを置いて無いんだ!

 安かろう悪かろうみたいな詐欺商売だ!客を馬鹿にしているのか!」


みたいな感じです。


ステーキけんではサッポロビールの「麦とホップ」の生を

ジョッキで提供しています。

「ビール」では無く「第3のビール」です。

これを

小ジョッキが190円で中ジョッキが290円で提供しています。


僕の独断で麦とホップの導入を決めました。


冷たく冷えたジョッキで

ゴギュッゴギュッ。。。っと飲めば

はっきり言ってビールと区別がつきません。


これこそサッポロビールの商品開発の賜物でもあり

ビールでは無い為仕入れ価格も安く

上記のプライスで提供できるから採用を決めたのです。


又けんは食事業態でもあるのと、郊外に立地している為

車での来店が多いので積極的にアルコールの販売に取り組んでいません。


そうした色々な考えがあって取り組んでいる事であり

決して我々の安易な利害の為だけに行っている事では無いのです。


肉にしろ

ビール風にしろ


「偏見」で物事を見ると

必ずそこにある事実と湾曲した形で

ものが見えます。


そう言った方が結果「損」をするのです。


ステーキけんは

僕が自分の子供に安心して食べさせられるものしか

提供していません。


僕が良いと思ったものしか提供させません。


首をかしげながら営利の為だけにする様な商売なら

やる意味が無いし、そもそもそんな事がやりたい訳じゃありません。


肉が堅い。

どこどこの方が美味しい。

全部まずい。

2度と行かない。


などなど色んなクレームを頂いております。


嗜好が合わないのだからしょうがないです。


万人に評価される店なんて作れないし

作っても面白く無い。


やっぱり尖って行こうと改めて決意しました。



「偏見上等!!」