2006年7月1日に
ステーキハンバーグ&サラダバー けんの
一号店を作った時。
こんな目標を立てました。

「日本一ステーキハウスを作ろう!」と

その「日本一」の定義は
「店舗数」とか「売上」じゃなくて
「日本一付加価値の高い」ステーキハウスを作ろうと決意してきました。

今日に至まで93軒の店を作って来ましたが
毎回毎回オープン初日の朝礼で言い続けて来ました。
(最近はいけないところもあるのですがスイマセン。)

最初の頃のけんに比べてけんはかなり進化しました。
ステーキの肉材も最初に比べてだいぶ良くなりました。
米も美味しくなりました。
コーヒーも最初の頃のモコマットとか飲めたもんじゃありませんでした。

今はエスプレッソマシンが設置できました。
アイスクリームバイキングのアイスは本当に自信作です。
赤塚元気さん率いるジャパン興業さんと
一緒にけんをやれる事になってサービスレベルも
まだまだではありますが、当初と比較したら
だいぶ良くなりました。

そして何より店舗数の増大により仕入れの
スケールメリットが出るようになりました。

そのメリットの恩恵を黙ってれば
我々だけシメシメ(^皿^)となるのですが
やはりそんなんじゃそこらのチェーン店と変わらない。

そこで何かをお客様にお返ししたいと考えました。

現在けんのシステムでは
三歳未満のお子様であれば
無料でサラダバー、ライス、カレー、スープ、フルーツが食べ放題となります。


これも2年前ぐらい前に僕の思いつきで始めました。


運用した当初はそれなりに反応は良かったのですが

店舗数の増大に付き、この3歳未満の武器をうまく

使えないお店が出てきてしまったからです。


実は裏マニュアルがあるのをここでばらしてしまいますが

正直4歳のお子様でもお母さんが「この子は2歳です。」と言えば

スタッフには「ニコッ」とうなずいて、どうぞどうぞと薦めなさい。と

そしてこっそりお母さんの耳元で「特別ですよ。」と言え。と

そうすればお母さんは、ホントは駄目なんだけど特別に認めてくれたんだ。

と、良い印象を持って頂けるだろう。と

こんな裏マニュアルを作ってました。

しかしここで言った以上もう裏ではありませんねショック!


こう言う武器をお店には残して居たんです。


かなりハイレベルになると、僕の不肖の兄、武が仙台店で店長をしている際

5~6歳ぐらいのお子様に、ご家族がお子様プレートを注文しようとされたそうです。

そのお客様に武兄はこう言ったそうです。

「お子プレ(お子様プレートの事)頼まれるんなら、お父さんが大きめのハンバーグにして

お子様はサラダとカレーを無料で食べ放題にして、お父さんのハンバーグを少し分けて

あげた方がお得ですよ。」とこう言ったそうです。

 お店側言うと単価が下がります。一方お客様から見たら、この店員は

店が得しないのになんでこんあ提案をしてくれるんだろう?と不安になりながらも

この不思議な顔の怖い店員のファンになって常連となって頂けました。」


その話を聞いた時。

普通じゃ絶対に駄目。なんだけど、でも結果お客様は喜んで頂けてるし

その後もご来店頂けるし、言ったって原価なんてそんなかわんないし

結果オーライじゃん。って事に気付きました。


とはいえ店にはルールがありシステムがあります。

こんな対応をマニュアルにするのはチェーン展開している以上

100%不可能です。


なので考えに考えた結果
この三歳未満と言う年齢制限を「小学校一年まで」に
引き上げようかと考えています。

8月1日より、けん町田木曽町、上溝、鵜野森の
三店舗で試験的に実施します。

検証後大きな問題が無ければ全店導入をしたいと
考えております。

5歳児・6歳時のお子様をもつ親御様ならわかると思います。


結構食います。5・6歳。


そんな小学校一年まで、なんとタダでご飯が

食べれてしまうと言うレストランを作ろうとしているのです。

(制度化まで若干ルールが必要になります。

 例えば子供達だけで来店しちゃ駄目。とか)


こんな事が出来るのも
お客様の大きな応援のお陰で100店舗を達成する事が出来たからに他なりません。

この先更に店が増えて300店舗になったら小学校三年生まで引き上げたいと思います。

500店舗になったら六年生までに引き上げたいです。

お客様に応援頂ければ頂ける程
魅力的なご提案をする事が出来ます。

僕が目指す「日本一の付加価値」は、利益No.1でも無く、
株式上場でも無く
日本を元気にする
でもありません。

「そんな店ありえないだろ?」って店を
日本一沢山出したいのが目標です!


「エムグラントは金がかかる子育ての家計の胃袋を支える会社を目指します!」


こんな宣言をしたいと思います。


我々が目指す売上高1000億円企業を作ると言う目標は

こうした、今までのレストラン業界の常識を超えた

付加価値の向上。更に言えは価値破壊を創造

したいと思っているのです。


月曜朝から暑っ苦しいエントリになってしまいました。


今週もはじまります!