たまたま事務所で受けたお客様からの電話



お客様

「お宅のステーキ屋に行きたいのだが、

 安心、安全等となにかに書いてあるが、

 どこの肉を使っているんだ?」 と。



「部位にもよりますが、国産の物もあれば、オーストラリア、USA、メキシコ、ブラジル

等が原産の肉を使用しています。」



お客様

「なんでその事をメニューに記載しないのだ!」と。


「尋ねられればお答えしますが

 敢えて記載するまでも無いと思いまして」と。



お客様

「お宅の店も産地偽装とかしてるのか?」



「他所のお店がどうかはわかりませんが、当店では

 産地を偽装する理由がありません。

 オーストラリアでもアメリカ産でも輸入基準を満たした

 安全な肉材をご提供しておりますので。」と



お客様

「そんな肉は安心して子供に食べさせられないから

店に行く事は無いから! ガチャン!」


と切られてしまいました。




考えさせられます。



海外の肉が安全では無いと言う

このお客様の情報はどこでどうインプットされてしまったのか。





先般メディアでも騒がれております

岐阜県の食肉卸業者さんの話でも。


飛騨牛で売ってはいけない規格を販売したとか。



メディアの扱いが

まるでその肉を食べたら死ぬのか?と言うぐらい

その肉を批判しているが、

実際に今までその店でその規格外飛騨牛を購入し召し上がった方々は

恐らく食卓を囲んだ際に、


「やっぱり飛騨牛は違うねー。」



と言って召し上がった方が殆どだと思う。



話はちょっとそれますが

この会社の社長の凄いところ。


「俺はやってねー。従業員が勝手にやったんだ」と





・・・。






もの凄い経営者です。





もし万が一僕が彼の立場でこの状況に置かれたら。



仮に自分のそ知らぬところで従業員が勝手に

シール貼り付けて販売したとしたら。



僕だったら謝罪すると思います。


その従業員の使用者責任が経営者にはありますから。




でもここまで言い切ると言う事は。



恐らくこの社長は本当にやっていないんだと思います。


それか記憶失っているか。



告発者は元従業員の方



余程の恨みがあったのかとも推測出来ますが・・・。





前半の話の落としどころが無いのでこの辺で〆ますが、

何が言いたいかと言うと、要は他人の情報を全て鵜呑みに

する事が一番危機管理が出来ていない危険な事だと申し上げたいのです。


事業者には勿論、安全かつ健全なものの提供義務が

ありますが、それを判断するのは自分自身でしか無いのです。



前出のお客様の様に、外国産食肉が不安でならない

と言う方であれば、それは食べなければ良いだけの事



事業者は粉飾しなければエントリーして貰えない様な

食材を使用しなければ良いだけの事



その辺の当たり前の事が

当たり前に出来ていない現実が世の中に

多すぎるので、地方で肉卸業者さんの話題なんかが全国区の

ニュースになってしまう。



メディアではやたらめったら

「食の安全」とかなるワードを使いたがるが、

提供者に対しても勿論だが

利用者の側に向けても公平に情報提供して貰いたいものである。



2歳になるうちの子供は。


いわたき・けんのハンバーグが大好物である。


もう少し顎が丈夫になったら。


ステーキにも挑戦させたい。