PRESIDENT最新刊、元マイクロソフト日本法人社長、投資コンサルティング会社のファウンダー成毛眞氏の取材記事より抜粋
ドラッガーはなぜ役に立たないか
一つの書物や思想には、成功するためのノウハウが書かれているわけではないということです。
(成功するのが難しい)理由はいくつかありますが、まず挙げられるのが、「判断を間違えやすい」ということです。
過去においてはその瞬間正しかったとしても、次の瞬間には時代遅れになっているかもしれません。
世の中は常に変化しています。
ビジネスにとって最も大事な「変化すること」を忘れてしまうということも問題です。
部下の提案にノーと言わない
では、どのようにするべきなのか。
「思想や理論には頼らない」だけでは不十分です。
大事なのは、「判断すらしない」ということです。
うまくいくかどうかは結局のところ、『運』の要素が強いのですが、まずやってみなければ、運をつかむことはできません。
思いついたことはとりあえずどんどんやってみる。
「思いついたから」やる。
「面白いから」やる。
あるいは、「新しいから」というだけの理由でやってしまう。
説得力がある理由は、ない方がいいのです。
そして、うまくいけば続けて、うまくいかなければどんどんやめることです。
あなたが上司なら、だれかが何か新しいことをやろうと言いだしたら、上司としては全部OKすればいいと思います。
部下は新しいことを次々とやるようになりますから、すごい力を発揮します。
でも、そんなに次々と新しいことを始めて、やめることを繰り返したら、コストがかかって仕方がないのでははいか、と思うかもしれません。
できることなら、何かにかこつけたりして、工夫してタダでやる。
また、うまくいかないとわかったら、早く撤退することも大事です。
「面倒くさい」ということの意味
ただ、実際のところ「判断のプロセスに手間をかけない」というのは、それが当たり前でない人にとっては、簡単ではないかもしれません。
何をしているのかよくわからないけど、遅くまで残業して一生懸命資料を作って考える人と、「やらなくてもいいんじゃない?」「適当に決めればいいんじゃない?」という人がいたとしたら、前者のほうがまじめで正しいように見えるでしょう。
一般に、一生懸命努力することは「いいこと」で、適当に決めたり、思いつきで動いたりすることは「悪いこと」だとされています。
でも、仕事のアウトプットとは関係がないプロセスに一生懸命時間をかけているのだとしたら、それは本来、「悪いこと」であるはずです。
最近、仕事ではパワーポイントの資料がよく使われると思います。
でも、こういったものは、作るのに手間がかかるでしょうし、正直に言って、読むほうも面倒くさい。
もしあなああたが部下だとして、アウトプットと関係のないことをするように指示されたら「面倒くさい」とつぶやくことも、会社にとっては意味があるかもしれません。
なぜ鈍くなければ成功できないのか
「運鈍根」という言葉がありますね。
成功するためには、「幸運」と、「鈍さ」と、「根気」の三つが必要であるという意味の言葉です。
「運鈍根」という言葉の根底にあるのも、結局は「子供心」です。
子供のように、好きな本を読んで好きなだけ読んで、飽きたらやめる。
仕事も面白いことを思いついたらどんどん始めて、嫌になったらやめる。
それが成功を楽しむための近道なのです。
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PRESIDENT (プレジデント) 2013年 2/18号 [雑誌]/プレジデント社

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とても共感できる考え方で、るんるん♪しております。
こういう方が堂々とおっしゃっていただくと、影響力が大きいでしょう。
「判断すらしない」「部下の提案にノーと言わない」に関しては、ここまで私は考えていませんでしたが、なるほどと思います。
とても参考になりました♪
るんるん♪語録/2月10日
わくわく♪ るんるん♪ いきいき♪ 成長と成功の鍵!
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どうもありがとうございます。感謝のうちに
