今日は6月30日。
いよいよ明日から、高3生への募集活動・広報活動が解禁となります。
まだ部活のある人は別ですが、高校総体を機に部活を引退し、学校の中間テストも終わった高3生のほとんどは、まさにこの時期から採用試験を意識し始めることになります。
一般曹候補生の学科試験は国・数・英。
レベルは高1程度。
一番いいのは、まずは過去問を入手すること。
そして1年分でいいので、自分の頭と手を動かして問題を解いてみることです。
そうすることで、現時点で自分に足りているもの・足りないものがわかることになります。
そうすれば次に何をすべきかが、明確に分かるわけです。
多くの志願者の場合、数学と英語が「ヤバいかも」となるのですが、意外に大切なのが国語です。
国語は独特の出題形式になっています。
漢字・語句が半分以上を占めています。
実際に出題されている漢字を見ると、小学校のものもありますし、高1のものもあります。
よく「漢字検定の何級の問題集がいいですか?」と質問を頂くのですが、上記の理由から、ピンポイントで「○級」とお答えできない状況になっています。
それでもあえてオススメの参考書をあげるならば、「国語便覧」が有効になります。
「国語便覧」は、紛らわしい漢字や故事成語・慣用句・反意語・同意語など、効率よく漢字・語句の勉強ができるようにできています。
高校の授業で使用しているものがあれば、是非それを駆使して対策を練るようにしましょう。
お手元にない場合には、まずは書店に出向きましょう。
そして、高校生の参考書のコーナーの国語の所にいってみましょう。
すると、何冊か置いてありますので、パラパラとめくってみて、自分にあったものを1冊購入するとよいでしょう。
「古文」は例年、1問出されるのですが、私は、あえて古文の勉強をすることをススメておりません。
一般曹候補生の学科試験では、国・数・英、各15問、計45問が出題されいます。
そのうち、古文の出題はたったの1問です。
「45分の1」の出題内容に対して、古文をそれなりに極めるためには、少なくとも英語を極める労力の半分近くがかかります。
それだけ頑張って勉強しても「45分の1」なのであれば、優先順位としては、最後にしてもいいと私は思うんです。
それよりも、現代文の文法からは、毎年2~3問が出題されます。
この文法を極める労力は、そんなに必要ありません。
高校入試用の薄い問題集で構いませんので、1冊用意してそれを何度も繰り返せば、理解できるようになります。
その結果、確実に2~3問がゲットできるわけです。
もっとも国語の文法は、中学校の時にサボっていた人からすると、解説を見ただけではチンプンカンプンかもしれません。
当YSTの「7日間完成!一般曹候補生(テキスト版)」には、特典として、国語文法のテキスト&DVDが付いておりますので、あれこれ悩むのであれば、こちらの教材を検討するのもいいかと思います。
先日もお話しましたが、ある幹部自衛官が次のように悩んでいました。
「なりたい若者はいるけれども、学力が足りなくて採用に至らないケースが少なくない」
さあ、いよいよ明日から7月。
あなたの夢の実現に向けて頑張っていきましょう!
【目指せ! 自衛官】
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