RICTHIE BLACKMORE'S RAINBOW / MEMORIES IN ROCK
虹を翔ける覇者、リッチー・ブラックモアが19年ぶりのハードロック回帰。
2016年6月に実施された三公演のうち、ドイツはローレライとビーティヒハイム・ビッシンデンでのMONSTER OF ROCK FESTIVAL公演から良いとこを抜粋したライヴ作品が誕生した。
演奏に関しては緩くマッタリとした感じには見える。かつてリッチーはステージでギターを壊したり派手なアクションをしていたが今作にはそういうアクションは全くしない。御年71歳にして看板を汚すことのないプレイはさすがだし、独特のフレージングやトーンは健在でゾクッとさせられる。
達筆すべきはスペインのメタルバンド、LOAD OF BLACKに在籍するロニー・ロメロの素晴らしきパワフルで情熱的な歌唱力だ。彼の歌唱力はロニー・ジェイムズ・ディオを彷彿とさせてくれる。イアン・ギラン、デイヴィッド・カヴァーデイル、グラハム・ボネット、ジョー・リン・ターナーが歌った楽曲も完璧にこなしている。
キーボードを担当したSTRATOVARIUSに在籍するイェンス・ヨハンソンの卓越した演奏もさすがである。
問題はベースのボブ・ヌーヴォーとドラマーのデイヴィッド・キースである。リッチーのルネサンスフォークグループ、BLACKMORE'S NIGHTのメンバーであるこの二人。ボブのスタイルはファンキーではあるが、本当にRAINBOWでは最適だったのか?ふと考えてしまう。そしてデイヴィッドの学芸会レベルのドラムキットが非常に悲しい。コージー・パウエルを彷彿させる大きなドラムキットを使っても良かったのではないかと思ったが、あれほど小さなドラムキットで仕事をこなしていることは本当に驚くほど凄い。
バックコーラスはリッチーの奥様キャンディス・ナイトとレディ・リンの二人。
この歴史的瞬間が作品として残ることは実に幸運なことである。多少のミスは散見されたが、これはこれで良しとしよう。
将来はどうなるか?2017年に三公演やることが決まっているが、ファンとしてはご無沙汰している日本公演を熱望したくもなる。可能性は無くは無い。
御大は不滅なり。ロックンロールよ永遠なれ!
2016年6月に実施された三公演のうち、ドイツはローレライとビーティヒハイム・ビッシンデンでのMONSTER OF ROCK FESTIVAL公演から良いとこを抜粋したライヴ作品が誕生した。
演奏に関しては緩くマッタリとした感じには見える。かつてリッチーはステージでギターを壊したり派手なアクションをしていたが今作にはそういうアクションは全くしない。御年71歳にして看板を汚すことのないプレイはさすがだし、独特のフレージングやトーンは健在でゾクッとさせられる。
達筆すべきはスペインのメタルバンド、LOAD OF BLACKに在籍するロニー・ロメロの素晴らしきパワフルで情熱的な歌唱力だ。彼の歌唱力はロニー・ジェイムズ・ディオを彷彿とさせてくれる。イアン・ギラン、デイヴィッド・カヴァーデイル、グラハム・ボネット、ジョー・リン・ターナーが歌った楽曲も完璧にこなしている。
キーボードを担当したSTRATOVARIUSに在籍するイェンス・ヨハンソンの卓越した演奏もさすがである。
問題はベースのボブ・ヌーヴォーとドラマーのデイヴィッド・キースである。リッチーのルネサンスフォークグループ、BLACKMORE'S NIGHTのメンバーであるこの二人。ボブのスタイルはファンキーではあるが、本当にRAINBOWでは最適だったのか?ふと考えてしまう。そしてデイヴィッドの学芸会レベルのドラムキットが非常に悲しい。コージー・パウエルを彷彿させる大きなドラムキットを使っても良かったのではないかと思ったが、あれほど小さなドラムキットで仕事をこなしていることは本当に驚くほど凄い。
バックコーラスはリッチーの奥様キャンディス・ナイトとレディ・リンの二人。
この歴史的瞬間が作品として残ることは実に幸運なことである。多少のミスは散見されたが、これはこれで良しとしよう。
将来はどうなるか?2017年に三公演やることが決まっているが、ファンとしてはご無沙汰している日本公演を熱望したくもなる。可能性は無くは無い。
御大は不滅なり。ロックンロールよ永遠なれ!