海外で死亡した日本人のうち、約1割は 自殺。
その大半は「出張者」
とのデータが発表されています。
そのうちの9割が発展途上国ではないかと推察します。
(実際に1割のうちの何人がどこで、というデータは引用記事には書いていません)
仕事のストレスに加えて、日本のそれとはかけ離れた環境で生活することで
抱えることになるストレス
これは、英語ができようができまいが関係ないというところで起こり得ますね。
食べ物が合わないことは多大なストレスだし
水が出ないとか、停電しまくるとか、虫だらけとか、
眠れなくてパフォーマンスが落ちて仕事のミスにつながったり。
だいたい派遣されてしまうのは、
現地を取りまとめたりする管理者で長く滞在することになるケースが多く、
英語ができるからといって、精神力が伴っているかどうかはわかりません。
もちろん、現地の方々との意見調整やマネジメントに苦労することも多く、
現地の不安や不自由は、現地でしかわからないことで、
日本との板挟みに苦しむことにもなります。
産業医の派遣など、渡航後のケア体制として整えるべきだとの意見もありますが
今後ますますボーダレス化が進む中で
「英語以外の問題点」
にも対応していかなければなりません。
自殺に至れば、遺族と会社が法的に争うことにもなります。