前日に紹介した「平成22年国民健康・栄養調査」の続きですが、今回は、食習慣と運動習慣との関連について紹介します。
まず、食習慣については所得の低い層ほど朝食抜きの頻度が高くなり、特に男性で顕著です。また、野菜の摂取量も所得の低下とともに減少しています。
また、運動習慣については、所得の低い層ほど運動習慣のない人が多く、特に男性では所得の差で運動習慣の頻度が大きく変わってきています。
今回のデータを見ると、低所得層、特に男性で生活習慣の乱れが大きいことが分かりました。
これからの健康指導を考えていく上で貴重な資料と思われます。
こういった背景も知った上で患者さんの生活指導に活かしていきたいと思います