2014年ブラジルワールドカップ決勝トーナメント1回戦【オランダvsメキシコ】前半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 2分。オランダの選手がバイタルエリアでタテパスを受け、裏を狙うロッベンに合わせてスルーパスを送ります。悪くはないと思いますが、左のカイトを走らせる選択肢もあったと思います。

 

 

 3分。オランダが左サイドをえぐってスナイデルがクロスを上げます。しかし精度を欠いてしまいました。クロスよりボックス右のロッベンへのスルーパスのほうがよかったと思います。

 

 

 4分。メキシコのラジュンが左サイドからカットインし、明らかに可能性の低そうなぼてぼてのミドルシュートを放ちます。

 

 

 バイタルエリアの味方や左サイドをオーバーラップしていた味方など、パスコースはいくらでもあったのでもったいないプレー。しかし、それからラジュンは左サイドからいやらしいクロスを上げるようになるので、あくまでチームに勢いをつけるためのシュートだったのでしょう。

 

 

 15分。オランダのロッベンが左サイドを突破し、3人に囲まれながらもクロスを上げます。しかしクロスは阻止されてしまいました。正面に敵はいなかったので、サイドをもっと深くえぐってからの高速クロスのほうがよかったと思います。

 

 

 20分。オランダのカイトが左サイドからファーの味方へクロス。レシーバーはワンタッチのヘッドでおりかえしを狙いますが精度を欠いてしまいました。ボックス中央のファン・ペルシーのポジショニングもよかったのでもったいないシーン。おりかえし技術が高くないなら胸トラップのほうがよかったと思います。

 

 

 36分。ボックス左のオランダのスナイデルにロングパスが通ります。しかしスナイデルはマークにつかれていたこともあり、苦し紛れに味方のいないところにヨコパスを出すだけでした。難しい状況だったとは思いますが、いったん落ち着かせてから展開をはかったほうがよかったと思います。

 

 

 直後、ボックス右のメキシコのペラルタにロングパスが通ります。そしてペラルタはマークにつかれていたためバックパスを選択。しかし、レシーバーが痛恨のトラップミス。もしもトラップに成功していたらクロスはもちろん、GKにはじかせる目的のシュートも可能でした。

 

 

 40分。ボックス右のオランダのファン・ペルシーにロングパスが通ります。そして後ろ向きのファン・ペルシーは正面に敵がいるためトラップしたら奪わると判断し、ノータッチからの展開をはかろうとします。左の敵に阻止されましたがCKを獲得。

 

 

 41分。オランダのロッベンが右サイドからファーのデフライへクロス。それをデフライはマークにつかれながらジャンピングヘッドでおりかえそうしますが失敗。ボールの軌道的に敵はジャンピングヘッドでのクリアは難しそうだったので、普通にトラップしてよかったと思います。

 

 

 42分。オランダのファン・ペルシーがドリブルでアタッキングサードまでボールを運びますが奪われてしまいます。前にいるロッベンはオフサイドポジションな上、敵が密集しているためスルーパスがカットされる可能性が高いのでしかたないかもしれません。もっと早く右のフリースペースにパスを出して味方を走らせるとよかったと思います。

 

 

 

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