RAIDデータ復旧事例 E06エラー後、リビルド失敗のLinkStationからのデータ復旧成功 | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器

【Buffalo製 LinkStation LS-Q2.0TL/R5】

RAIDレベル:RAID0+1 構成台数:4台構成

LinkStation LS-Q2.0TL/R5

状況:突然アクセスできなくなり、E06ファームウエアエラーが出てしまった。

リビルドをかけるも、失敗し途中で停止。

当社復旧依頼後:100%データ復旧完了

発端

今回ご依頼頂いたのは東京都の法人様。

RAID0+1で構成されていたリンクステーション内のデータに突然アクセスできなくなり、
E06ファームエラーが出てしまったとのこと。

社内SE担当がリビルドをかけるも、途中でエラーが出てしまったために当社にご相談頂きました。

診断

元々RAID0+1で構成していたものがリビルドにより各ディスクのデータの頭部分がRAID0に再構築されており、
パーテーション情報の部分が上書きされてしまっている状態でした。

パーテーションの情報が変わってしまうと、その中にあるデータの位置情報を読み取ることができなくなり、
結果的にリンクステーション内のデータが見られなくなってしまいます。

また、リビルドをすると通常運転以上にディスクに負荷がかかるため、別の壊れていないディスクにも障害が起こる可能性があります。
(RAIDが壊れたときやってはいけないこと)

社内で使用しているものなのですぐにでもデータの復旧が必要とのことで、
お電話を頂いた当日中にデジタルデータリカバリーへお持ち込みされました。

復旧

今回、RAID再構築がされていたものの、途中でリビルド失敗により止まっていたために、
RAID専門の技術員が1番と3番のディスクでRAID0を構成した後にファイルシステムの修復を行い、
データを復旧させることができました。

RAIDレベルを変更してのリビルド(今回の場合はRAID0+1⇒RAID0)を行うと、
データの保存方法自体が全く違うものに変更されるため、データ復旧率の大幅低下に繋がってしまいます。

今回は、リビルドの初期段階で止まっていたこともあり、しっかりとデータを復旧することができました。

納品

無事に復旧が完了し、ご連絡を差し上げたその日にデータが復旧できているかを確認するためにご来社頂き、
無事納品完了。

バックアップをこまめに取ることを強くお勧めしました。

リビルドはデータを復旧してくれるものだと過信するのは危険です。

RAID機器にエラーが発生した場合、リビルドや再起動をむやみに試すのではなく、
RAID復旧の専門技術員が常駐するデジタルデータリカバリーまでご相談ください。


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