RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

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◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器
【IBM製 X3650】

RAIDレベル:RAID5 

構成台数:6台構成

使用OS:Linux

IBM_x3650


状況:
仮想サーバーが5台動いているRAID機器。
2台が止まってしまい、確認したところリビルドに失敗しているようだった。
容量は確認できるが中のファイルの確認ができない状態で、IOエラーが出る。

当社復旧依頼後:99.9%データ復旧完了

発端

今回のご依頼は官公庁様からのご依頼でした。

2台がRAID1でOSの入っているもの、4台がRAID5でデータの入っているものでした。

普段データセンターにあるもので、仮想サーバーが5台入っているRAID機器が突然2台止まってしまい
確認したところ、1台のHDDがエラーによりRAID構成から外れてしまい、その後自動的にリビルドがかかり、そのリビルドが失敗。

再起動をかけたら止まっていたRAID機器のディスク2台のうち1台が動いたが、仮想サーバー5台を確認したところ
その中の1台が動かず、容量は表示しているがファイルの中身の確認ができない状態だったとのことです。

診断

データの入っているRAID5のディスクのうち1本目がバッドセクタ、2本目は磁気ヘッドが弱っている状態、
3本目は正常な状態で4本目がヘッド破損、という診断結果でした。

この機器は通常よりも特殊で、RAID5で構成されたハードディスクの中に、仮想環境上でサーバーが5台入っているものでした。

復旧

まず物理的に障害が起きているディスク3本を直し、クローンを作成します。

1、3本目のディスクは特殊ツールによる動作調整を行いながらクローンを、
4本目のディスクはヘッドの交換作業をクリーンルームで行った後、動作調整を行いながら
クローンを作成します。

その後、RAID情報の解析に移ります。

今回はOSがLinuxでしたので、WindowsやMacよりも解析が複雑でした。

コンピューター上で、0と1の2文字で表される2進法のバイナリという形式がありますが、
データ復旧では0と1だけでなく、0~9とA~Fの16文字で表される16進法で処理をしており
エンジニアが手作業で解析を行います。

このRAID情報を解析するにあたって、ヘッド破損の起きていた4本目のディスクは、
リビルドしても更新されず古い情報のままだったため使わず、
リビルドと再起動がかかって複雑な壊れ方をしていた1,2,3本目のクローンを使って仮想環境上でRAIDを構築し、そこからデータを抽出しました。

納品

今回はOSがLinuxであることと、RAID構成の中に仮想サーバーが5台、加えてリビルド失敗と再起動によるファイルシステム破損により、
難易度がかなり高くなってしまっている案件でしたが、実績を積んだ技術員が作業に当たることにより、ほぼ全てのデータを復旧することができました。

今回のように、特殊な機器をエラーが起きたからと言ってリビルドや再起動をかけることは大変危険です。

診断をしてみないと実際の症状はやはりわかりませんのでエラーが起きた際のデータ救出は、実績を積んだ技術員が常駐するデジタルデータリカバリーまでご相談ください。


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『RAIDサーバー症状別の対処法・障害原因』の記事一覧

■実際にRAIDデータ復旧を利用されたお客様の声
・【京都大学 化学研究所】
「RAID構成ならデータがなくなることはないと完全に信用していました」




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