RAIDデータ復旧事例 ファームウェア障害LinkStationからの復旧に成功 | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器
【Buffalo製 LinkStation LS-WH1.0TGL/R1】
RAIDレベル:【 RAID0 】 構成台数:【 2台構成 】



状況:ネットワークからアクセス出来ない。メーカー修理に出すものの「E06が出ている状態。ファームウェアの破損でデータの取り出しは出来ない」と言われた。壊れたのは10日ぐらい前。最近落雷があったのでその影響かもしれない。

当社データ復旧依頼後:100%ご希望データ復旧完了


発端

機器が壊れたのは10日前。
急にネットワークからアクセスできず使用不能に。
メーカーへ修理に出したものの
「ファームウェアが破損していてデータの取出しが出来ないため返却します」
という電話がきたとの事で、その後すぐに弊社へお問い合わせいただきました。


診断

届いた機器を診断してみると、メーカーの診断通り、ファームウェア破損でした。


◆ファームウェアとは

磁気ヘッドやプラッタなどの動作をコントロールするための内蔵プログラムです。
通常は機器に内蔵されたROMやEEPROM(電気的プログラム可能な読み出し専用メモリ)
フラッシュメモリに記憶されています。

ハードディスクのプラッタ上には、ネガティブシリンダーまたはマイナスシリンダーと呼ばれる
通常は使用者によってアクセス不可能な領域(サービスエリア)が存在しています。
弊社は、その領域にもアクセス可能な特殊設備を導入しており
ファームウェア障害が発生したお客様の復旧も対応可能です。


復旧

今回の復旧方法としては、特殊な設備にディスク2本を接続した後
ファイルシステムとRAID情報について
バイナリデータ(数字、アルファベットの羅列)のを解析をしたところ
ファイルシステムの破損と確認できた為
特殊ツールを用いて文字情報の羅列を正しく修復し、無事データ復旧に成功しました。


納品

「メーカーで直せなかったデータを直せるなんて驚きです!
 修理とデータ復旧では全く別の技術なんですね。
 わかっていれば最初から御社に出していたんですが・・・。」

と、修理とデータ復旧の違いを知らなかったために復旧が遅れてしまった事を悔しがりつつも
弊社の技術と結果には喜ばれている様子でした。

ファームウェア障害では初期診断の段階で、カチカチ異音がするといった物理的障害と同じ現象が起こる場合もあり、正確な症状特定を行うことが非常に困難です。
修理が目的であれば、メーカー業にお預け頂くことをお勧め致しますが、その前にデータの取出しを考えていらっしゃる場合は、まずデータ復旧専門の業者にお預けください。




■関連記事
・『BUFFALO LinkStationのエラー対処法・障害原因』の記事一覧

■実際にRAIDデータ復旧を利用されたお客様の声
・【岩手県一戸町教育委員会御所野縄文博物館】
  サーバに全くアクセスできなくなりました。IT専門の職員に頼んでも原因がわかりませんでした。

・【学校法人後藤学園武蔵丘短期大学】
  パソコンが起動しなくなり、ログイン画面が出ず真っ暗な状態になりました。

・【日本大学理工学部航空宇宙学科宮崎研究室】
  突然の停電でNASサーバーにアクセスできなくなりました