こんな実験結果があります。
まず、
ラットに拘束ストレスを与えます。
そして、
一方のラットには、噛んでもいい棒を与えておき、
一方には、与えない。
すると、ストレスは、どうなるでしょうか。
(自然界でも、ストレスのある動物は、よく噛みつきますよね)
↑ あ、かなり見づらいですね。
何のグラフかというと、
脳の視床下部と扁桃核のノルアドレナリンの放出を
表わしたものです。
噛めるラット群は、
拘束ストレスが与えられた時は、ノルアドレナリン値が
急上昇するのですが、その後、解放されると下がります。
そして、噛めないラット群は、解放された後も
ノルアドレナリン値は、上がり続けるのです。
ノルアドレナリンというのは、不安や恐れを作りだすことに
部分的に関連すると言われている化学物質です。
で(*^-^)b
人間で、「噛む」に値する行為は、何かというと・・・
今日、キーワードであげた口です。
(カタカナのロじゃありませんよ、漢字のくちですよ)
そう、口を動かすこと。
つまり、
噛む行為(食べる行為)だったり、
話す行為
です。
ちなみに、私は、新幹線に乗ったりして
拘束ストレスがかかるときは、
じゃがりこなど、噛み応えのあるものを
食べてますよヘ(゚∀゚*)ノ
ただ、
食べる発散法ばかりでは、
やりすぎると美容や健康にも関係しますから
あまり、よくありませんね。
ですので、オススメは、話すことなんです。
よく話したらスッキリした!
という話を聞きますが、こんな側面からの効果もあるんですね。
実験は、解放後50分だけをおっていますが、
いやなことがあったり、言いたかったけどぐっとこらえたことなどは
50分じゃ済みませんよね。
誰かに話せると、スッと消えていったりするけれど、
上手に発散できないと、夜、寝る前まで、どんどん増幅、
モンモン、モヤモヤを引きずってしまって、眠れない!なんてことも
無理のない話なんですね。
参考:リスニング&アサーション 本当の共感がわかる本(宗像恒次著)