今日のランチ 
は出てくるのがちょっと遅くて
待っている間、昔のことを思い出しました。
それは、最初に入った会社の先輩のこと。
みんなでランチに行った時、なかなかランチが出てこなくて、
私たちより遅く来たはずのに先に出ている気配が・・・
おかしいな・・・そろそろ出てきてくれないと
ゆっくり食べれないよ・・・と思っていると、
ある店員さんがやってきて、
「まだ出てきていないですか。すぐ確認してきます」
どうやらオーダーが通っていなかったらしく
大急ぎで作って持ってきてもらうことになりました。
出てきたら、速攻で食べてレジ 
へ。
その時、先輩が
「店長呼んで」
と言ったので、すっかりクレームをつけるのかと思ったら
出てくるのが遅かった事実を伝えた後、
「あの店員さんだけが、気づいてくれたよ。
オーダー取った担当でもなかったのに、様子を見て気づいてくれた。
あの店員さんのこと、後で褒めてあげて」
と。
なんだか温かくて感動したのを覚えています。
そして、その先輩には、仕事を面白くするためには
”どうすれば、楽しくなるか、ワクワクするかを考えて、自分から仕掛ける”
ことと教えてもらいました。
その教えのもと
（私は、主に大学生の旅行を作る会社にいたので）
海外都市への「飛行機 
＋ホテル 
＋現地係員出迎え 
」が
セットになったいわゆるフリーツアーを売り出した頃、
「英語ができない人が行っても大丈夫か、
安心して売れるように、見てきた方がいいと思うんです。
それには、英語ができない私が行くのが一番いいと思います」
とわけのわからない（笑）アピールして行かせてもらったり、
旅行に行く人にポストカード 
をプレゼントし、旅先から出すと
受け取った人には、それが旅行の割引券となる
お友達紹介の仕組み「バトンメール」を企画して、させてもらったり、
後押しをしてもらいながら、楽しい企てをさせてもらいました。
今、考えると、そうさせてくれる会社の風土にも感謝ですし、
時代もよかったのかもしれませんね。
その先輩は、残念ながら数年前になくなってしまいましたが、
先輩の視点や教えは、今でも私の中で生きています。
最初に入った会社は、その後の仕事人生に及ぼす影響が大きいというけれど、
そういう意味では、私は、その先輩を始め、とっても恵まれていたと思います