初めてお読みになるかたは、こちらから先に読んでください。続きものですので。

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10291638176.html

http://ameblo.jp/mentalconsultant/entry-10291678043.html



さて、今回は、

どのようにして子どもに感情を教えるか?

についてお伝えします。



子どもが、何かを指差した時、どうしてますか?


そうですよね。

「わんわん」、「ぶーぶ」、「でんしゃ」・・・

その物の名前を教えてあげます。



感情についても同じことをしてあげればいいのです。


一緒に遊んでいて笑ったら

「楽しいね」


体をどこかにぶつけて泣いていたら

「痛いね」


そうなんです。

物の名前を教えるように感情の名前を教える

それでいいんです。



これは、子どもの年齢によっても、やり方が異なります。


3歳くらいまでの片言言葉しかしゃべれない幼児の場合、

上記のように親が、子どもの感情を代弁してあげます。


そのことで、子どもは自分の感情を言葉として理解できるようになります。

そして、言葉がしゃべれるようになったら、言葉で意志表示できるようになっていきます。



4歳以上の、ある程度言葉が話せるようになった子どもの場合。


泣いている子どもにききます。

「どうして、泣いているの? 何があったの?」


次いで言います。

「そんなことがあったんだ。

今、どんな感じがしている?」


もしも、子どもが自分の感情を言葉で、なんと表現したらいいのかわからない場合は、教えてあげます。


「それはね、『くやしい』って言うんだよ。

『くやしいー』って、言ってみよう」


という具合です。


そうやって、子どもに、泣く代わりに、言葉で自分の感情を表現する習慣をつけていきます




ちょうど我が家には、1歳9か月と4歳8か月の男の子がいますので、

彼らを例にして説明しましょう。



カゼ1歳9か月の次男の例


机の角に頭をぶつけて泣いている時

「痛い、痛い、痛いね」


一緒に遊んだもらってキャッキャはしゃいでいる時

「楽しいね」


食べ物を夢中で食べている時

「おいしいね」


絵本を夢中で見ている時

「おもしろいね」


吠えてる犬を怖がっている時

「こわいね」


どの場合も、その感情に合った口調と表情をして言うことも重要です。

親の言葉と感情が一致していないと、

子どもも自分の感情を言葉と一致させることができません

プンプン4歳8か月の長男の例


ある日、長男が泣きながら妻に怒っていました。

私は長男に訊きました。


「みっくん、どうして怒ってるの?

なにがあったの?」


長男が泣きながら答えます。

「ママが、みっくんより早く着替えた」


どうやら、着替えの競争をして、妻に負けてしまったらしいのです。


「そうか。みっくん負けちゃったんだね。

今、どんな気持ちがしてる?」


自分の気持ちを言葉にできず、さらに激しく泣き出します。


「みっくん、その気持ちは『くやしい』って言うんだよ。

ママに負けてくやしー。

言ってごらん『くやしー』」


長男は、聞く耳もたずに泣き続けています。


「みっくん、そうやって泣いてばかりいるのは赤ちゃんだよ。

おにいちゃんは、ちゃんと自分の気持ちを言葉で言えるんだ。

みっくんは、赤ちゃんかな、お兄ちゃんかな?」


「みっくん、赤ちゃんじゃない!」


「そう、みっくんは、赤ちゃんじゃない。

パパもみっくんは、お兄ちゃんだと思う。

お兄ちゃんは、ちゃんと自分の気持ちを言葉で言えるんだ。

さあ、言ってみよう。

『ママに負けて、くやしー!』」


「ママに負けて、くやしー!」


「そうだ。もっと言っちゃえ。

『ママに負けて、くやしー! 今度は、勝つぞー!』」


「ママに負けて、くやしー! 今度は、勝つぞー!」



もちろん、たった1回教えただけで、子どもができるようになるわけではありません。

また同じことで、子どもは泣きます。

そうしたら、また同じように教えればいいのです。

みなさん重々ご存じのように、子育てには根気が必要です。




無料メールマガジン『頑張らないで幸せになる無意識の使い方』配信中、ご登録はこちらから

http://www.happysam.jp/


↓今回の記事がお役に立てた方、こちらをクリックしてくださいね↓

人気ブログランキングへ


ペタしてね