メメントCの世界

演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。


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文化庁Hpに、平成26年度文化庁芸術祭の受賞作品と贈賞理由について発表がありました。

優秀賞

メメントC 「ダム」上演の成果

嶽本あゆ美作、藤井ごう演出による初の舞台上演。力強いドラマ性が感じられ、狭い劇場空間の背後に村の大自然やダムの存在が想像できる印象深い魅力的な上演であり、説得力のある九州弁で森清美を演じきった西山水木はじめ出演者全員の作品への深い思いと努力が結実していた。現代日本の社会的側面と一人の女性のドラマが絶妙に重なり合う舞台表現を評価した。


 今シーズン、濱の真砂のごとき演劇公演の中、ダムを選んで観て下さった観客の皆様に感謝申し上げます。
 今回の「ダム」、上演後に沢山の好評をいただきましたが、制作的には非常に苦しい公演となりました。演劇のハイシーズンに、観客の争奪戦闌の10月末、全ては弱肉強食でした。しかし、それでも奇跡のように五木村は池袋に出現しました。関係者の熱意によってほんの数日だけ。終演後、何か奇跡が起こらない限り、「ダム」は再演できないだろうと思いました。

 しかし、奇跡は本当に起こりました。ただ、賞そのものが再演の直接のステップにはなるわけではありません。この受賞を手掛かりに、更に演劇マーケットに斬りこんでいかねば再演の道はありません。それと同じように、来年再演の太平洋食堂も、新宮へ行ける可能性があるのは来年だけと言っても過言では有りません。プロジェクトを知った新宮の方やあちこちからご支援を頂いております。しかしこのままですと、やはりこの寄付プロジェクトは無理かもしれません。もしも、メメントCの活動を未来への一つの投資とお考え頂けましたら、3000円のご寄附を、下記のREADYFOR?にしていただけないでしょうか?

演劇「太平洋食堂」を新宮市で上演し若者に演劇と歴史体験を!
https://readyfor.jp/projects/taiheiyousyokudou




 一定期間内に資金が集まらなければ、どなたの口座からも引き落としは行われません。そして新宮公演を行うことで、学生の無料招待を実現したいのです。それは、乾いた砂漠に水を撒くのと変わらないかもしれませんが、地方の閉塞状態の中、太平洋食堂がかつてあった場所でそれを演劇で再現することは、きっと何十年後に変化に繋がる事だと思います。誠之助の精神を知って貰うため、地の塩の一粒としてのご寄附を切に願います。後援が実現しましたら、ご寄附頂いた方のお名前を、公演パンフレットに載せさせて頂きます。見ず知らずの皆様のご厚意を、遠い新宮の地の若者が受け取ることが、いつかまたそこに太平洋食堂を開くきっかけになるのではないでしょうか。「太平なる海に平和のともしびを浮かべ、万民が共に囲む食卓」理想主義と言われようと、やはり理想を失いたくないとこの年末、受賞によって再び灯った希望が育つことを切に祈っています。心より宜しく厚かましく、お願い申し上げます。         嶽本あゆ美

太平洋集合
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おはようございます。
熊本版「ダム」まもなく開幕。
本日31日19:00~
明日11月1日は13:00と17:00の2回公演。
是非、早川倉庫へ!
舞台稽古写真届いています。
なんという素敵な空間なのでしょう!




メメントC + ゼロソー
「ダム」ドラマチック・リーディング
(第56回熊本県芸術文化祭参加事業/第40回熊本演劇フェスティバル参加作品)

<作・演出>嶽本 あゆ美

 2014年10月31日(金)19:00
  11月1日(土) 13:00/17:00 全3ステージ
 於 : 早川倉庫(熊本市中央区万町2-4) 
 前売り 2,300円/当日 2,500円(全席自由)

問い合わせ>Sulcambas!(サルカンバ!) 090-2397-2841
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メメントC + ゼロソーによる
「ダム」ドラマチック・リーディングはいよいよ明日10月31日、開幕です。



東京公演が大好評のうちに先日幕を降ろした「ダム」の別バージョンとして、「ダム」の舞台である熊本でリーディング公演が行われます。作者・嶽本あゆ美の演出により、東京公演から西山水木さん、佐々木梅治さん、清田正浩さんが参加、熊本の劇団ゼロソー、「市民舞台」、あったかハートふれあい劇団と合流しての公演です。
10/31と11/1の二日間の3ステージ。

熊本近辺にお住まいの方、熊本近辺に知人のいらっしゃる方、是非、よろしくお願いします。

メメントC + ゼロソー
「ダム」ドラマチック・リーディング

(第56回熊本県芸術文化祭参加事業/第40回熊本演劇フェスティバル参加作品)

<作・演出>嶽本 あゆ美

 2014年10月31日(金)19:00
  11月1日(土) 13:00/17:00 全3ステージ
 於 : 早川倉庫(熊本市中央区万町2-4)
 
 前売り 2,300円/当日 2,500円(全席自由)

<出演>

西山 水木
佐々木 梅治 (劇団民藝)
清田 正浩

吉丸 和孝(ゼロソー)
青谷 一郎(劇団「市民舞台」)
山本 寛記(あったかハートふれあい劇団)
松岡 優子(ゼロソー)

<スタッフ>

照明 松崎照明 イン 九州

制作 松岡 優子(Sulcambas!)

撮影 黒坂 明美
宣伝美術 西原 朝子

<協力>
 プリエール  劇団民藝
 あったかハートふれあい劇団
 劇団「市民舞台」
 熊本市民劇場

<後援>
 熊本日日新聞社

 <チケット取り扱い>
 ● 熊本交通センター 096-326-8813
 ● 熊日プレイガイド 096-327-2278
 ● CoRichチケット
  PC > https://ticket.corich.jp/apply/57062/
  携帯 > http://ticket.corich.jp/apply/57062/
 ● ゼロソー http://www.zero-so.com/
*お電話・メールでもチケット予約承ります。お名前・ご来場日時・枚数をお知らせください。
 Sulcambas!(サルカンバ!)
 Tel : 090-2397-2841/Mail : ticket@zero-so.com

 問い合わせ>Sulcambas!(サルカンバ!) 090-2397-2841

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早川倉庫にて

「ダム」東京公演が終わりました。ご来場ありがとうございました。
8年目にしてようやく「ダム」を舞台で見ることができました。実現への後押しをしてくださった皆様、難物の戯曲と格闘してくださった藤井ごうさん、戯曲の世界を具現化してくださったスタッフの皆様、渾身の演技で戯曲にこたえてくれた俳優の皆様、転換、稽古場、あらゆるサポートしてくださった演出助手の佐藤さん、若い参加者の辻本さん、駒井さん、山下さん、青山君、岡村さん、受付手伝いに駆けつけてくれた明樹さんはじめ、若い皆様。陰で私を支えて下さる方々、二度も三度もリピート観劇してくださる応援団、そういう全ての皆様の熱意とご厚意で、東京公演は終了致しました。

昨年のリーディングまで、「ダム」蓋をしてきた箱を開けた私は驚きました。昔、これを書いた自分を再発見したのです。歳月は人間を老いさせるだけでなく、全く違う人間へと変えていくのでしょう。あれを書いた私はある意味、もう存在していないようにも思いながら、稽古を見守りました。いわゆる作家は既にもうこの世にない、という戯曲は世の中にたくさんあります。そういうつもりで稽古を見ていました。しかし、稽古が進むとせりふの中に隠れているものが噴出してくることが多々あり、やはり私はまだ生きているのだ、というような細胞が再生するような気分にもなりました。流れ出す情動は時々、私を過去に弾き戻し混乱させもしましたが、苦い思いで登場人物を見ていた昨年とは違い、全てが愛おしいと思いました。この愚かな男女の営み、人間のダム建設という愚行、親子関係という骨肉のしがらみ、それらは結局は無に帰し、わずかにその記憶が残されていくだけで、全ては忘却され行くものです。それをこのような演劇として立ち上がらせることは、一体何をしたいのか、人間とは自分を映し出すことにこれほどまでに執着する生き物なのかと驚くとともに、己の執着にも呆れます。
 そして、ここ熊本に入り、早川倉庫に居るに至って、まあ「私も流れていくとです」と書いたセリフ通りに私は流れついたのです。

前にも書きましたが、早川倉庫を知ったのは人の縁。熊本の劇団ゼロソーの松岡優子さんに会ったからです。彼女は女優であり制作であり、公立劇場の職員であります。いろんな立場を持っている方ですが、ダムに強い関心を持って下さり、その劇団の皆様を巻き込む形で公演に踏み切りました。もちろん、東京公演にお付き合頂いた方も、巻き込まれた方、ついてきてくださった方、一歩先を手を引いてくれた方、いろんな立場の方がいます。ただ、この「ダム」という情念の塊のような戯曲に、皆さんが関わってくれたからこそ、こうして物語は立ち上がっていったのでした。


早川倉庫の恐ろしいほど立派な梁や屋根組は百年の昔に建てられ、大逆事件の後に社会に吹き荒れた嵐を知っているのです。また、オーナーの早川さんのご先祖が島原から移られ、やがてこの熊本市内の酒蔵を所有することになったのも、一つの大きな物語です。熊本市内はご城下という呼び名がまさにふさわしくあちこちに残る町名は、何百年も変わらなかったのでしょう。
 呉服町近隣にはありとあらゆる宗派の寺があり、それが都市計画上の必要によってその町に配せられたのだと、早川さんは教えてくれました。そこに降り積もる歴史、それを知る木造の倉庫で、私のダムから物語が流れ出した時、何か大きな邂逅をしたように思いました。

物語の途中、清美が幼いころに母にネグレクトされ伯父に家族の情愛を注いでもらうことで、耐えた逸話があります。母子の確執は軽く半世紀は続くものなのです。作者の私も未だにその軛から抜け出してはいませんが、親の老い、自分の老いに向き合うことで確執は流れていくのです。佐々木梅治さんが演じる宗助の歌う子守歌は、早川倉庫の中で情愛深く響き、可愛い姪に何もできない、してやれないという悲しみをセリフ以上に物語ってくれました。


何もしてやれない、自分には力がない、他に縋るしかない、これを他力というのでしょうか。年老いて行く中、力を失い幸せを願うばかりで、清美の人生を変えてやることができない悲しみを、宗助はうるさく干渉することで慰さめています。人間はいつかは自分が無力であると知る瞬間があるのですが、それはなかなかやっては来ません。無条件で縋る相手がいるとはとても思えないのです。
 宗助は縋る相手を山ん太郎、川ん太郎に体現される自然そのものと決めました。川から離れるな、という戒めは清美の母親の縊死への恐怖、繰り返される女の末路を回避するためになくてはならないのです。しかし自然は簡単に命を取ります。とっておいて、何の説明もしません。その理屈を頭でなく体で受け止めている農夫には、説明などいらないのです。私たちは、いつからかそんな考え方を忘れてしまった。理屈を通すために自然を捻じ曲げながら、大いなる力を見なくなった。
何物にも縋れない巨大な自我と欲望は、流れる先がなくなった水がダムに溜まるようです。

早川倉庫の初日を聞きながら、ダムが壊れて流れていくのを感じました。
私のダムさん、流れてくれた・・・・・・





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「ダム」千秋楽、東京公演全日程終了しました。ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。



是非、観劇の感想などを、FB、Twitter、ブログ、さまざまな場所で公開していただけたなら幸いです。メメントCをこれからもよろしくお願いします。
東京「ダム」は終わりましたが、今週末10/31,11/1には熊本にて、メメントC+ゼロソー公演ドラマチック・リーディング「ダム」の上演があります。嶽本あゆ美演出による別バージョンの「ダム」です。
メメントC初の地方公演、こちらもどうぞよろしくお願いします。

メメントC+ゼロソー(熊本公演)
 「ダム」ドラマチック・リーディング

 2014年10月31日(金)~11月1日(土)
 於 : 早川倉庫(熊本市中央区万町2-4)
 問い合わせ>Sulcambas! 090-2397-2841

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