加齢が原因?変形性脊椎症 | 愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx

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犬用介護用品販売・製作の専門店「M.E. Maxx」の店主ハナによるお役立ちBlog

犬用・ペット用車椅子をご注文いただく際には、ペットの
採寸が必要となりますが、この前の日曜日は、後肢用
車椅子のご注文のために、後ろ足が不自由なハンサム
コーギーウェルシュコーギーテオく採寸のお手伝いをしました。ビックリマーク

愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx-Teo #1



















飼い主さまのお話では、半年ほど前から腰のふらつき
見られ、後ろ脚が弱くなっている。レントゲンで脊椎に
変形があることが分かっており、変形性脊椎症
変性性脊髄症と思われるとのこと。
最近では、症状はだんだんと重くなっており、お家では
転んでばかり。後ろ足を引きずり、すべる場所では
ほとんど歩けないのだとか。しょぼん


テオくんの右後ろ足は、まっすぐに立つことができません。

左後ろ足も多少内側に入り込んじゃっているようです。。。サゲサゲ↓
愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx-Teo #2



























いろいろとお話しをお聞きしたのですが、おそらく変形性

脊椎症の可能性が強いと考えられます。

(ご説明からの推測ですが。)

変形性脊椎症は、その名のごとく、背骨に起こる
変形性関節症です

簡単に説明しますと・・・

一般的に老化が原因ですが、脊椎の変形は過度の
運動、外傷、栄養状態によっても左右されるそうです。
変形した椎体(脊椎)が脊髄の神経を圧迫するために、
進行すると痛みや神経麻痺が出るため、歩行障害も
発生します
レントゲンでは、椎体の端の部分が突起なっていたり、
骨増殖によるブリッジ(骨と骨の間で橋渡しのように
新しい骨を形成する)が見られるため、判断は容易なの
ではないかと思います。


下の図では、四角の1つ1つが椎体(脊椎)です。

変形性脊椎症の症状が、左から右に行くほど重度に

なっています。

Stage5になると、隣同士の椎体の骨に完全にブリッジが

掛かっています(増殖し飛び出た骨が接続した状態)。


愛犬介護のお手伝い by M.E. Maxx-spondylosis deformans




治療法は、以前は手術などが主であったようでしたが、
痛みを放置すると結合組織が増殖して神経組織の
回復を妨げることが分かっているため、早期であれば
抗炎症剤や鎮痛剤の他、関節保護を飲ませ、自力
運動をさせて、脊髄神経を回復させる内科療法
有効らしいです。

自力運動をさせるには、車椅子でのリハビリが非常に
効果があります。
もちろん、安静にしている必要がある状態の場合は、
無理は禁物です。
獣医師の指示に必ず従ってくださいね音譜

テオくんの場合はまだ自力でなんとか歩けるのですが、
車椅子を使用したほうがもっと歩行が楽になるだけで
なく、運動量も増加して有効なリハビリができると思わ
れます。
テオくん、車椅子が届いたらリハビリ頑張ろうね~ニコニコ

上記にあった変性性脊髄症については、次回、
もしくは、近いうちににひひお話ししますね。
歩きにくそうな状況の場合は、すぐに受信しましょうビックリマーク
何事も早め早めが肝心ですグッド!







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