良性発作性頭位めまい症の治療方法
前回は良性発作性頭位めまい症には２種類ある、というお話しをしました。
→ 良性発作性頭位めまい症には２種類ある
→ めまいは自分で治せる
今日は良性発作性頭位めまい症の治療方法について
お話しをしようと思います。
ちょっと長くなりますので
きちんと読む環境を整えた方がいいです。
よろしいでしょうか？
では参ります。
ちなみに私も良性発作性頭位めまい症なわけですが
どんな治療を実際に行っているかというと・・・
実は何もしておりません。
病院では「そのうち治るよ」的なことを言われて
そのまま帰されました。
あれから今日で約１ヶ月立ちましたが
「治った」と自信を持って言うことは出来ませんが
時間の経過とともに症状は軽くなってきたとは思います。
最初のめまいが起きてから２週間くらいは
横になっている時や寝返りをうった時に
めまいが来そうになったことがよくありました。
その都度歯を食いしばって我慢しましたけどね。
それが最近は頻度が少なくなって
なおかつ症状も軽くなっている気がします。
少なくともいい方向には進んでいるのかな
とは思っています。
でも本当は気のせいで
耳の奥を覗いてみると
全然変わってないかもしれませんけどね。
まあこんな感じで
良性発作性頭位めまい症というのは
放っておけば治る方向にいく、
もしくは治ってしまうということもよくあります。
これは耳の奥に入り込んでしまった耳石が
何かの拍子で外に出てきてしまったとか
溶けてなくなってしまったとか
そんな理由で症状がなくなるらしいですね。
めまいの原因を作っている石が消えてなくなるわけですから
症状も消えてなくなるということですね。
極めてわかりやすい理屈であります。
と、これで終わってしまっては
近所のおばちゃんの与太話ですので
もう少しお役に立つ情報をお話ししたいと思います。
まず良性発作性頭位めまい症の治療方法は
大きくわけて次の３つにわかれます。
まず１つめが一番わかり易い
「薬物療法」です。
ここで注意して頂きたいのが
ここで言う「薬物」は良性発作性頭位めまい症を
根本的治す薬ではないということです。
ではどんな薬かというと
良性発作性頭位めまい症により生じる症状を
軽減してくれる薬、ということになります。
一番よく処方されるのが
抗めまい薬のメリスロンです。
これはめまい自体を抑えてくれる薬です。
同じく有名なのが脳循環改善薬の
アデホスコーワという薬です。
この薬は血管拡張作用があり
メリスロンとは違うアプローチでめまいを抑えます。
あとは吐き気があるのであれば抗ヒスタミン系の吐き気止めを処方したり
まためまいが襲ってくるのが怖い、というように
精神的なダメ＾ージを受けてしまった人には
抗不安薬が処方されることがあります。
デパスやソラナックスのような薬ですね。
次に用いられる治療法の１つが
運動療法です。
理学療法と言うこともあります。
良性発作性頭位めまい症は
めまいを恐れてずっとベッドで寝ているなどということは
逆効果になってしまいます。
何故かというと、じっとしていたのでは
めまいが生じた時と石の位置が同じままで
いつまで経ってもどいてくれないからです。
従って必要以上に安静にしている必要はないです。
なるべく普通の日常生活を送りながら
めまいの原因の耳石を排除するようにしましょう。
わざと頭をぶんぶんと振るようなことはしない方がいいです。
そこまでやるとひどいめまいが発生して
逆に体調を崩す可能性もありますので。
日常生活程度であれば
めまいが襲ってきても我慢出来る範囲かと思います。
最初は辛いかと思いますが
繰り返すうちにやがて症状が改善されていきます。
私の場合はまさにこのパターンかと思われます。
また、医師の手によって耳石を積極的に動かす治療法として
エプリー法という治療方法があります。
これは耳の奥に迷いこんでしまった耳石を
本来の位置に戻してあげるために
医師が患者の頭を素早くぐるぐると動かす治療法です。
この治療法は、前提として
左右どちらの耳に障害が起きているのかを
ハッキリさせる必要があります。
そしてこの方法も治療中に石を動かすため
施術中にめまいが発生する可能性があります。
注意点としては
必ず医師の手でやってもらうこと。
しかもエプリー法による
高い治療実績を持っている医師が理想的です。
この手法で治るかどうかは
もう単純に医師の腕次第です。
慣れていない医師にやってもらっても
恐らく治療中に激しいめまいが襲ってきたのに
終わってみたら耳石は出てきていない
というオチが待っているだけです。
言うまでもありませんが
やり方をネットなどで見て
友人や家族にやってもらうなどというのは
絶対に止めて下さい。
医師がやっても失敗する可能性があるものを
素人が一発で上手く出来るわけがありませんので。
失敗した場合を想像すると
地獄絵図が頭に浮かびますね。
なのであえてエプリー法を図解するサイトへはリンクしません。
というわけで
以上が良性発作性頭位めまい症の代表的な治療法になります。
ご自身がどの治療法を採るべきか
何となく結論が出ましたか？
正確にはエプリー法は運動療法に入ると思います。
代表的な治療法なのであえて独立させましたが。
薬物療法は既に述べたように
対症療法であるため、根本的治療ではありません。
結局のところ、耳石が物理的にめまいを引き起こしているので
それを何とかしない限り解決しないんですね。
どうしてもすぐに治したいという場合は
上手なエプリー法の使い手の医師に
頭をグルグルとシェイクしてもらうしかないです。
そこまでじゃなければ日常生活の中で
耳石を元に戻していくと。
その過程で生じるめまいなどの症状が不快で
生活を妨げるようであれば薬物治療も並行する。
こんな感じですね。
ごくごく稀に手術に踏み切る場合もあるようですが
そこにまで至るしつこいめまいとなると
そもそも本当に良性発作性頭位めまい症なのか、
という疑いすら出てくるようです。
大半は日常生活の中で出すか
エプリー法などの理学療法で出すか
このどちらかということになりそうです。
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→ 良性発作性頭位めまい症には２種類ある
→ めまいは自分で治せる
今日は良性発作性頭位めまい症の治療方法について
お話しをしようと思います。
ちょっと長くなりますので
きちんと読む環境を整えた方がいいです。
よろしいでしょうか？
では参ります。
ちなみに私も良性発作性頭位めまい症なわけですが
どんな治療を実際に行っているかというと・・・
実は何もしておりません。
病院では「そのうち治るよ」的なことを言われて
そのまま帰されました。
あれから今日で約１ヶ月立ちましたが
「治った」と自信を持って言うことは出来ませんが
時間の経過とともに症状は軽くなってきたとは思います。
最初のめまいが起きてから２週間くらいは
横になっている時や寝返りをうった時に
めまいが来そうになったことがよくありました。
その都度歯を食いしばって我慢しましたけどね。
それが最近は頻度が少なくなって
なおかつ症状も軽くなっている気がします。
少なくともいい方向には進んでいるのかな
とは思っています。
でも本当は気のせいで
耳の奥を覗いてみると
全然変わってないかもしれませんけどね。
まあこんな感じで
良性発作性頭位めまい症というのは
放っておけば治る方向にいく、
もしくは治ってしまうということもよくあります。
これは耳の奥に入り込んでしまった耳石が
何かの拍子で外に出てきてしまったとか
溶けてなくなってしまったとか
そんな理由で症状がなくなるらしいですね。
めまいの原因を作っている石が消えてなくなるわけですから
症状も消えてなくなるということですね。
極めてわかりやすい理屈であります。
と、これで終わってしまっては
近所のおばちゃんの与太話ですので
もう少しお役に立つ情報をお話ししたいと思います。
まず良性発作性頭位めまい症の治療方法は
大きくわけて次の３つにわかれます。
まず１つめが一番わかり易い
「薬物療法」です。
ここで注意して頂きたいのが
ここで言う「薬物」は良性発作性頭位めまい症を
根本的治す薬ではないということです。
ではどんな薬かというと
良性発作性頭位めまい症により生じる症状を
軽減してくれる薬、ということになります。
一番よく処方されるのが
抗めまい薬のメリスロンです。
これはめまい自体を抑えてくれる薬です。
同じく有名なのが脳循環改善薬の
アデホスコーワという薬です。
この薬は血管拡張作用があり
メリスロンとは違うアプローチでめまいを抑えます。
あとは吐き気があるのであれば抗ヒスタミン系の吐き気止めを処方したり
まためまいが襲ってくるのが怖い、というように
精神的なダメ＾ージを受けてしまった人には
抗不安薬が処方されることがあります。
デパスやソラナックスのような薬ですね。
次に用いられる治療法の１つが
運動療法です。
理学療法と言うこともあります。
良性発作性頭位めまい症は
めまいを恐れてずっとベッドで寝ているなどということは
逆効果になってしまいます。
何故かというと、じっとしていたのでは
めまいが生じた時と石の位置が同じままで
いつまで経ってもどいてくれないからです。
従って必要以上に安静にしている必要はないです。
なるべく普通の日常生活を送りながら
めまいの原因の耳石を排除するようにしましょう。
わざと頭をぶんぶんと振るようなことはしない方がいいです。
そこまでやるとひどいめまいが発生して
逆に体調を崩す可能性もありますので。
日常生活程度であれば
めまいが襲ってきても我慢出来る範囲かと思います。
最初は辛いかと思いますが
繰り返すうちにやがて症状が改善されていきます。
私の場合はまさにこのパターンかと思われます。
また、医師の手によって耳石を積極的に動かす治療法として
エプリー法という治療方法があります。
これは耳の奥に迷いこんでしまった耳石を
本来の位置に戻してあげるために
医師が患者の頭を素早くぐるぐると動かす治療法です。
この治療法は、前提として
左右どちらの耳に障害が起きているのかを
ハッキリさせる必要があります。
そしてこの方法も治療中に石を動かすため
施術中にめまいが発生する可能性があります。
注意点としては
必ず医師の手でやってもらうこと。
しかもエプリー法による
高い治療実績を持っている医師が理想的です。
この手法で治るかどうかは
もう単純に医師の腕次第です。
慣れていない医師にやってもらっても
恐らく治療中に激しいめまいが襲ってきたのに
終わってみたら耳石は出てきていない
というオチが待っているだけです。
言うまでもありませんが
やり方をネットなどで見て
友人や家族にやってもらうなどというのは
絶対に止めて下さい。
医師がやっても失敗する可能性があるものを
素人が一発で上手く出来るわけがありませんので。
失敗した場合を想像すると
地獄絵図が頭に浮かびますね。
なのであえてエプリー法を図解するサイトへはリンクしません。
というわけで
以上が良性発作性頭位めまい症の代表的な治療法になります。
ご自身がどの治療法を採るべきか
何となく結論が出ましたか？
正確にはエプリー法は運動療法に入ると思います。
代表的な治療法なのであえて独立させましたが。
薬物療法は既に述べたように
対症療法であるため、根本的治療ではありません。
結局のところ、耳石が物理的にめまいを引き起こしているので
それを何とかしない限り解決しないんですね。
どうしてもすぐに治したいという場合は
上手なエプリー法の使い手の医師に
頭をグルグルとシェイクしてもらうしかないです。
そこまでじゃなければ日常生活の中で
耳石を元に戻していくと。
その過程で生じるめまいなどの症状が不快で
生活を妨げるようであれば薬物治療も並行する。
こんな感じですね。
ごくごく稀に手術に踏み切る場合もあるようですが
そこにまで至るしつこいめまいとなると
そもそも本当に良性発作性頭位めまい症なのか、
という疑いすら出てくるようです。
大半は日常生活の中で出すか
エプリー法などの理学療法で出すか
このどちらかということになりそうです。
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