良性発作性頭位めまい症には2種類ある | めまいは必ず良くなる!めまいに悩む人のためのブログ

良性発作性頭位めまい症には2種類ある

前回と前々回はめまいの分類についてお話ししました。
→ 前回の記事はこちら!
→ 前々回の記事はこちら!



今回はめまいの中でも1番患者数多いとされている
良性発作性頭位めまい症についてお話ししたいと思います。




良性発作性頭位めまい症とは
別名BBPVとも言われ
ざっくりと説明すると
三半規管内部で耳石がいたずらをしていると
生じるめまいのことです。




三半規管というのをご説明しますと
人間の平衡感覚をつかさどる場所でして
耳の奥の方にあります。




耳石というのは耳の奥、内耳というところにある
炭酸カルシウムの塊のようなものです。
ハッキリ言えばゴミのような、カスのようなもので
誰にでもあるらしいです。




この耳石が三半規管の中に
何かの拍子で落っこちてしまうことがあるようで
そうすると回転性のめまいが生じます。




これが良性発作性頭位めまい症の正体です。




実はもう少し突っ込んだ話しをすると
良性発作性頭位めまい症も厳密には

三半規管の中に石が落っこちていたずらするタイプ
三半規管の中に石がへばりついていたずらするタイプ

・・・と、2種類に分かれます。
三半規管の中はリンパ液という液体で満たされているんですが
その中をプカプカと耳石が浮いているか
壁にくっついてリンパ液の流れを悪くしているか
という違いですね。




へばりついているタイプをクプラ結石型と呼ぶこともあります。




治療法としては大きく分けて

・エプリー法
・運動療法
・薬物療法

・・・という3つがあります。




それぞれの詳細は長くなりますのでまた次回にご紹介します。




良性発作性頭位めまい症というのは
前にも書きましたが「良性」とついているくらいなので
必要以上に心配する必要はありません。




そして上記のように
原因は鼻くそのような代謝物である
炭酸カルシウムの塊です。
こういう言い方をすると怒られますが
ぶっちゃけた話し、放っておけば石は出てくるようです。




耳石は誰にでもありますが
結局運動不足だったりカロリーオーバーだったりすると
耳石が過剰に生成され、しかも自動的に処理出来なくなるようなんですね。
普通なら放っておけば溶けたり流れたりするらしいんですけど。




以前、良性発作性頭位めまい症は
ある意味生活習慣病であると書いたのはこのためです。




なのでとりあえず今三半規管に落ちている石を
何とか外に出すようにして
なおかつ再発しないように
生活習慣を改めるのがいいんでしょうね。




クプラ結石型は前述のようにへばりついているものなので
浮遊型の耳石と比べて出すのは結構難しいようです。
浮遊型は1ヶ月もすればいつのまにか外に出てるらしいですが
クプラ型は下手したら数年単位で三半規管の中に居座るとか。
やっかいなヤツですなあ。




改めまして
良性発作性頭位めまい症の治療については
次回、ということで。




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