まさに国内最高峰の技術精度“三浦技研”
新しく発売されたCB-1008のカスタムヘッドが順次届いています。
前にもお伝えした通りそのメーカーが誇る技術を余すことなくユーザー様にフィードバックすることもクラフトマンの技術だと常々考えています。
「ミズノに出来ること、三浦技研に出来ること…。」
カスタムオプションとしてミズノは、残念ながら毎年出来ることの幅が少なくなっている。その反面、三浦技研は、ミズノを上回るカスタムが豊富だ。
さて、今回は三浦独自のヘッド重量指定に注目してみた。その前にこのCB-1008のカスタムスペックを紹介。
・小ぶり形状オプション
こちらが純正のCB-1007の7番
小ぶり形状施工後
・トップブレード細め加工
こちらが純正のCB-1007の7番
トップブレード施工後
・メッキ変更
ダブルニッケルディープサテン仕様(右側)
・ソールダブルカットソール
こちらが純正のCB-1007の7番
ダブルカットソール施工後
・刻印色無し&イニシャル加工
上記これらのオプションは、すべてクラフトマンワールドに組み込まれていて“無料”なのも驚くがここからが本題…。
エリートY360S XTを左手一重巻き、右手二重巻きにしてモーダス125のSシャフトを5番60度法にて37.75インチでスタートし0.5インチピッチで流した時に接着剤を考慮してヘッドバランスD2.5になるようなヘッド重量を算出…。
もちろん多少ヘッド重量がバラつくことも想定してD2.0~D3.0に納まることを期待しての指示だ…。
つまり私の指示した内容は…。
#5(259~0.5g以内)
#6(266~0.5g以内)
#7(273~0.5g以内)
#8(280~0.5g以内)
#9(288~0.5g以内)
#P(296.5~0.5g以内)
形状を変更しながらもメッキを変更しながらホーゼル直径を指示しながらも出てきた数字がこちら…。
【5番】(+0.3g)
【6番】(±0)
【7番】(-0.1g)
【8番】(±0)
【9番】(±0)
【P】(-0.8g)
#Pこそ指定重量よりも若干軽いがでも全然問題無し。
「しかし他の番手はすごいなぁ~」
ちょっと信じられない位の驚愕の重量完成精度だ…。ネックの底面で重量を調節しているか?否か?ぐらいは見ればすぐに一発で判別出来る。
「一切の調整無しだ…」
さすが三浦技研!“見事”とした言いようがない…。軟鉄鍛造製作で形状を変更しながらもメッキを変更しながらも重量をピタリと合わせて製作する難しさは私もよく知っています。
これだけのことをカスタムして重量を指示通りに製作してくる技術は、まさに三浦技研しか日本にはないでしょう…。
お陰で素晴らしいアイアンが完成しました!
【三浦技研 CB-1008】モーダス3 125S スパイン重心挿し
モーダスロゴすべて削除バージョン
同時にゾディアウェッジも完成
【ゾディア マスターピースV2.0 52-01/56-01】モーダス125ウェッジ
素晴らしかったです。三浦技研クラフトマンワールド製作のCB-1008!