ライ角調整がより綺麗な調整になった! | カスタムクラブ製作提案!

ライ角調整がより綺麗な調整になった!

お盆休みということで電話もメールも少ないわりにはアイアン・ウッドのリシャフト関連が何故か多いですね!加えてライ角調整も非常に多い…。



ライ角調整は、ミズノユーザーとしては肝になる調整…。弊社ではほとんどの方がフィッティング後の購入となりますが作業時間がアルクのお陰で天と地ほど綺麗になりそして楽になりました…。


加えて“ある方法”を+αすることでライ角調整やロフト調整における傷やヘコミが私の念願だったほぼ“皆無”になったので弊社ユーザー様には朗報です♪


新品クラブのいきなりの調整はとても気が引けるものです…。色々な方法を試して研究してみましたがある方法が作業性が一番高くそしてよりきれいに仕上がりました…。


ここにロマロの試打ウェッジがあります。




試打クラブとして陳列していますがまだ誰も試打をしていないアルコバッサIPブラック仕上げのウェッジです。


「このタイプのヘッドは、今まで特にライ角・ロフト角調整時には気を使っていました…(笑)」


さて、ライ角は63度を示していますね…。(ロマロカタログ値は63.5度)



実験なので思い切って3度フラットの60度まで調整してみます。



さて、見てみましょう♪



ソールにうっすらと何か見えますね…。しかしこれは傷・ヘコミではありません。


それでは拭いてみましょう!



「どうかな?…」




「ネックの表裏も…」



「もちろんトップブレードも…」



「大変デリケートなIPブラック仕上げの調整もこんな感じで完璧です♪」


IPブラック仕上げがこの状態であればニッケルクロム系はほぼ間違いなく綺麗に出来ますね!3度も動かしてもヘッド部への傷・ヘコミは皆無でした。


ただし、3度の調角はメッキの割れを引き起こす危険性が高いですね…。さすがの私も一度付いているメッキの割れ無くして大きな調整は事実上不可能!メッキは伸縮性がある物質では無い為です。



チャックの位置をずらしながら工夫すればある程度は緩和出来ますがやはりライ角・ロフト角調整時のメッキ部へのダメージを損なう危険性はあることだけをお伝えします。


忘れないうちにこのロマロのライ角を純正に戻しておきましょう…。



ちょっとした研究結果ですが弊社ユーザー様には今後有益かな?


今後もプロとして自分が気になっていることに関しては研究・改善していくつもりなのでご期待くださいm(_ _ )m