うなじ。
なんだろう、この妖艶な響き。
口にしただけで心トキメくデビルワード。
うなじ。
タンクトップからのぞくうなじ。
和服からすらりと伸びるうなじ。
スポーツ女子の汗ばむうなじ。
まあ、うなじにも色々ありますが。
自称「うなじウォッチャー」のわたしに言わせれば。
最強は。
喪服+うなじ。
コレね。
コレが最強。
冷たく静寂な空間。
黙してうつむく人々。
一面の黒服。
その中に浮かぶ、真っ白な、うなじ。
あ・・あ・・あ゛あ゛ぁ・・・・。
次に生まれ変わる時は。
うなじの根元のホクロになって。
一生うなじと共に生きていきたい・・。
いっしぇいふーびえ、来ました。
前日に”そらみち ”とかいうラーメン屋さんが新しくオープンしたので。
一瞬行ってみっかなとも思いましたが。
時間が微妙だったのと、あの窮屈な駐車場を思うと何となく気が失せて。
こちらのお店へ。
オーダーは”さんまの煮干しだしと豚骨のWスープラーメン”。
期間限定です。
では早速いっしぇいふーびのサンマラーメン。
いただきまっしゅ。
スープは完濁。
白いトーンが強めのライトブラウン。
液温激熱で。
ほぼ熱湯(笑)。
その温度が口の中で下がって行くにつれて、豚骨の風味がゆっくりと顔を出してくる。
あまり重みはなく、中庸濃度。
煮干しのニュアンスもその裏にありますね。
乾いた魚の硬質な味わいが、豚骨の後からふわ~んと追いかけてくる。
麺は細麺。
茹で加減普通。
麺質柔らかめ。
芯にコシを残したぽっきりタイプじゃなく。
しとやかな舌当たり。
小麦の味は弱め。
濃厚な小麦感がばっ!と弾けるような麺が好きな人にはちょっと迫力不足かもしんないですね。
ただスープがライト寄りで。
麺も軽快なスタイルなので。
スープ+麺のフィット感はぴったんコ。
チャーシューはサイズ・厚みともに普通。
肉質激トロで、リフトアップ不可能。
お肉の味は優しく、優し~く。
ゆた~りゆたりとうま味を湧き出す。
脂の甘みも上品で。
溶け入るような滑らかな美味しさ。
ちゅるちゅる食べ進んで、はい終丼。
先行イメージは煮干し感ガンガンのパワーラーメンだったのですが。
実際食べてみると、そこまで強烈なインパクトはなく。
煮干しをごっつり出すというより、バランス重視のしなやかなラーメンでした。
ごちそうたま。