2011年4月3日 クライウィズジョイ
クライウィズジョイ×キングカメハメハ 4月3日生まれ 牡 鹿毛 58.6キロ
生没同日のマックイーンと同じ誕生日になりました。
北海道が生んだ名優、大泉洋も同じ誕生日です。
キンカメ×トニービンでルーラーシップを目指します。
クライウィズジョイという馬名は長いので、普段はジョイと呼んでいます。
その方が縁起が良さそうな気がするからです。
ジョイは神経質な牝馬で、普段から落ち着きが無くストレスで自爆するタイプです。
出産に関しても同様で、立ったまま出産した事すらあります。
普段から低ストレス管理を心掛け、助産人数を少なくした結果
以前よりは落ち着きましたが、今年も産後2分で立ってしまいました。
ただ、仔馬への対応は標準的で特に心配する事はありません。
今年も順調に授乳に至りました。
翌日仔馬を観察すると、明らかに父似である事がわかりました。
ジョイは種牡馬の特徴を強く出す繁殖で、いつも予想通りの仔を産みます。
唯一の例外が昨年のディープ産駒で、思ったよりトニービン色が強く出ていました。
今年はジョイ産駒史上最高の筋肉量を誇っており
現役時のキンカメを彷彿とさせる馬体です。
動きも、ジョイ産駒にしては柔らかさと伸びを欠き
筋肉で走るタイプに見えます。
必要以上に大きくなった場合、ダート短距離馬になってしまいそうな気すらします。
血統面を見ると
ジョイの曽祖母はアンティックヴァリューでベガの母でもあります。
このような血統背景で、全姉も居るので近親馬の多い繁殖でもあります。
近親度が高い産駒の傾向として、距離適性が短くなりがちである事が上げられます。
ジョイの全姉の仔テイエムクレナイはティンバー産駒でダート1200m
兄のヒカルオオゾラはマンハッタンで芝1600m
ガストンに至ってはスペシャルウィークで芝1200mと極端に短くなっています。
馬体面と併せて考えると今年の当歳が短距離化しても不思議はありません。
神経質なジョイですが、出産翌日に写真を撮りに行くと無警戒に寄ってきました。
これは自分が骨折している事により警戒心が薄れているのかも知れません。
昔、乗り役時代に手首を骨折したまま、育成時代のブレットに乗ったのですが
比較的突っ走るタイプの馬だったにも関わらず、大人しくしていました。
馬はヒトがどうしようもないほどの怪我を負っている場合
それを察する能力があり、行動にも変化があらわれます。
同様な事が「馬と話す男」モンティ・ロバーツの著書にも書かれていました。
そんなわけで、親がズンズン寄ってくるので、親のアップの写真ばかり増えます。
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以上
お産レポートでした。
確かに人間が弱っているときは、馬は優しくなる気がします。
二日酔いで立っているのもやっとな朝、
普段は噛み付いてくる奴も、そんな日は不思議とちょっかいをかけてきません。
追伸
先日アフェクショネイトの子供 に100億万倍容姿が劣ると言われたメジロバンビ。
写真を撮ってきてもらいました。
丁寧に装飾までしてきてくれました。