タタミ根 石鯛場(南伊豆・入間)沖磯ポイント紹介 | スーさんの磯釣り日記 ぶらちょ

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おはようございます。スーさんです。

 

 

今回紹介する沖磯は

伊豆半島西南部に位置する「入間地区」

その中にある、タタミ根 石鯛場

 

タタミ根 石鯛場全景①

 

 タタミ根は入間地区を代表する磯の1つであり、磯が広い。

 釣座も今回紹介する石鯛場の他に、タカ、ヒク、松の下、加賀根向かいがある。石鯛場も松の下向かい側の高い場所は、モロコ場と呼ぶのであったと記憶にあるが、今回は総称した「石鯛場」として説明する。

ポイント図

 

 釣座は、A~Dと示しているが、A~Cはどこでも釣座とすることができる。潮向きや釣り人の人数などによって選択すればいい。

 なお、全景写真でも分かるように、Aに向けて斜めになっている磯であり、満潮時や海況が悪いと波が這い上がって来る。磯が渇いている場所に(釣り始め直ぐは特に)釣座を置くように心掛けること。通常、凪であれば釣座Bまで波が上がることは少ない。

 水深は釣座(足下磯際で)4~5m。釣座で5~7m。そこから沖に向けて、ダラダラと掛け下がっていて最深部は25m。

 特筆する隠れ根は、釣座間の足下にある根のみ。沖はの先に(隣の釣座)松の下から点々と続く大きな隠れ根の最後があるが、その隠れ根を攻めるような釣りは(基本的に)考える必要はないと考える。

 

石鯛場全景②(背後より撮影)

 

 石鯛場と名が付くように、この釣座は「下り潮」が流れると釣座に当てるように潮が流れる。フカセ釣りには、不向きな潮の流れであるが、釣座の前は(その潮が左右に)分岐する場所となり仕掛けが留まる場所ができる。なお、その分岐は潮の強弱によって位置が変わる。

(私の経験では)弱い場合には、足下に打ったコマセが沖に引かれ、沖に出来る潮目付近をダイレクトに狙って釣果を上げることが多い。また、強い場合には磯際から竿1本強の位置に潮目が出来ることもあり、その場合には沖目から仕掛けを入れ、左へはける流れの中でメジナが食ってくることが多い。魚は釣座左のハエ根の向こう側で掛けることが多くなり、結果として根越しでの魚との遣り取りをすることになるのだが、(ポイント図に表示した手前にある溝(点線)にだけ注意すれば)意外とバラすことは少ない。

 

 

 同じく下り潮では、釣座から「松の下向かい」との間にあるワンドの中(根の上)を釣って、釣果を得ることも多い。潮位があり、(冬期を除けば)釣座前の溝を這い上がった海水が抜けてくるような状況が良い。ポイント図では、ワンド奥(陸側)から1段(1つめの点線)その下(沖側)の根の上を釣るイメージ。2つめの点線(もう1段落ち込む)の外側を狙うことも(もちろん)あるが、魚を掛けた場合には根ズレに注意だ。

 

対岸が松の下向かい

 

 次いで「上り潮」の場合であるが、石鯛場は上り潮ならばメジナ(フカセ)釣り鉄板の釣座と言われている。潮に合わせて仕掛けを入れてコマセと一緒に流すことさえできれば、釣れる場所というイメージ。特に説明の必要もないのだが、私からアドバイスをすれば、(仕掛けが流しやすいから)多くの釣り人が手前ばかりを狙っている。もっと広く視野を持って釣りしてほしい。

※仕掛けを遠投し、コマセをウキに被せればいいなんて単純な事を申し上げているのではないということを付言しておく。

 

釣座Dのある溝

 

 釣座は、冬期に溝の中、そして(その)払い出しを狙う穴場。なお、(5月GW明け)小鯖が大挙して磯を覆って四苦八苦していた時、この溝の中で複数枚の良型メジナを釣った経験もある。

 

 

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