一度あけたワインを酸化させずに保管でき、グラスにサーブする

ワインサーバの特許を持つベンチャー企業、株式会社エブリディワイン。

こちらの社長である吉田英治氏。

彼が起業するまでの道のりは今時少ない、弟子入り型?です。

 

都内の有名進学校にいた高校生のとき、不幸により御両親が他界してしまいます。

得意のバレーボールで食べられるようになりたいと、亜細亜大学に進学し

バレー部に入部するもあまりにも高いレベルに挫折、大学も退学します。

まずはお金をかせがにゃあ、と交通整理のバイト。

昼間と夜間を掛け持ちし、月に50万円は稼いだとか。

仕事の合間に着替えが入った大きな荷物を抱え、

道端で眠る姿が警備会社の社長の目に留まり、

「広告の会社を作りたいから、修行して来い。」

と命令され、社長のつてで東急エージェンシーの局長の運転手兼、秘書に。

そこで当時の前野社長の秘書に引き上げられ、

毎日怒鳴られながら、鍛えられます。

今度は前野社長の命令でカプコン社長の秘書に。

そこでワインの魅力を知り、起業。

しかし過去の人脈からの融資などは受けていないそうです。

 

そういう偉い社長さんたちに目をかけてもらえる秘訣ってあるんですかね?

「いや、自分は体がでかいから印象に残ったんじゃないでしょうかね?」

と謙遜する吉田社長。そこをなんとか。

「うーん、理論武装しないってとこですかね、

ああいう人たちってそういうのをレベルが低いって見透かしちゃうんです。

英語で難しい言い回しをするなんてもってのほか。

話が上手いことが仕事ができることではないのですからね。」

なるほどー。人と違う経験をしてる方が言うことは重みがありますねー。

それに社長秘書って経営者の考えを学ぶのに一番良い学校でもありますよね。

      

       SPA

今週号のSPAの特集は

「偏差値45からの成功法則」

最近話題のベンチャー企業って社長や役員は実は高学歴ぞろい。

じゃあ、低学歴の俺らはどうすりゃいいの?って観点で吉田社長のほか、

渋谷区松涛にスタジオを持つ元フリーター着メロ製作会社社長、

自分はバカだと全てさらけ出して頑張った上場企業の最年少CFO(最高財務責任者)

と興味深い記事が並びます。

やっぱりSPAはいいとこついてきますねえ。