父をめぐる旅・フォトレポート
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父をめぐる旅 特報

源平海戦図絵巻撮影!

父をめぐる旅 -撮影日誌-


父をめぐる旅 -撮影日誌-




12月5日と12月12日の二日間、名古屋市美術館で展示中の「源平海戦図絵巻」全五図の撮影を行いました。
撮影用の特機や照明の仕込などに時間がかかる本格的な撮影ということで、美術館の協力を得て休館日を利用させていただきました。移動車を使ってクローズアップまで近寄ると、緻密に描きこまれた物語の世界に思わず引き込まれてしまいます。レンズを通すことで、隠れていたものが新たに炙りだされてくる効果もあるようです。
実物の撮影ならばこその発見です。
当日は同美術館の山田さん、東京国立近代美術館の都築さん、豊橋市美術博物館の大野さん、三人の学芸員に立ち会っていただきましたが、間近で見ると新たな発見が次々と現れ出るようで話が尽きません。
あらためて、この大作の凄さ、中村正義の才能とその技量に感服した時間でした。
ご協力いただいた名古屋市美術館と所蔵元の東京国立近代美術館には心から感謝します。

11月23日 父をめぐる旅記念対談

名古屋市美術館で、父をめぐる旅記念対談が行われました。




父をめぐる旅 -撮影日誌-
対談は中村倫子さん、学芸員の山田 諭さん、武重邦夫監督で行われました。


父をめぐる旅 -撮影日誌-
たくさんの人が集まっていました。

父をめぐる旅 -撮影日誌-
会場では、8分verの父をめぐる旅特報も公開されました。






若き日の中村正義の絵画の話から始まり、倫子さんと父との関係性(父のことを”父さん”と呼んでいた等)、武重監督と正義との出会いを、3人が3人の立場で話していきました。おのおのから見た人間・中村正義。その実像はまだまだわかりませんが、少しづつ分かってきたのと同時に、さらにわからなくなるという相反する二つの思いが駆け巡りました。


(助監督・二宮英之)

名古屋市美術館 日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌展

2011.10月31日  

名古屋市美術館で、11月1日から開かれるの中村正義展のオープニングレセプションが行われました。

父をめぐる旅 -撮影日誌-


父をめぐる旅 -撮影日誌-


中村倫子さんの感動的なスピーチから始まった、今回の美術展。230点のも中村正義の絵が展示されてまさに圧巻です。

個人的なおすすめは2階にある「顔」がたくさん並べられ、展示されたところです。隣にいた方が、「人人展」のようだとおっしゃっていました。


ぜひ一度足を運んでみて、本物の絵の迫力を感じてみてください。


日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌

開催期間
2011年11月1日(火)~2011年12月25日(日)
開館時間
午前9時30分~午後5時(12月23日を除く金曜日は午後8時まで)
※入場は閉館の30分前まで。

場所
名古屋市美術館
名古屋市中区栄二丁目17番25号(白川公園内)

HP

9月5日 雨 ギャラリー川船にて

9月5日 京橋のギャラリー川船にて、笹木繁男さんが書いた「ドキュメント 時代と刺し違えた画家・中村正義の生涯」の出版記念パーティーを撮影してきました。




父をめぐる旅 -撮影日誌-
撮影の様子



父をめぐる旅 -撮影日誌-
沢山の人がきていました。


父をめぐる旅 -撮影日誌-
中村倫子さんの娘も応援に駆けつけていました。




中村正義に惹かれた人達が集まったこのパーティーは、終始熱気に包まれ、中村正義について語り合っていました。多くの人に愛され続ける中村正義。その片鱗を今回の撮影を通して知りたいと思っています。


(助監督 二宮英之)


秋の展覧会開会にむけて準備に忙しい「中村正義の美術館」を訪れ撮影しました。

開会が二日後に迫ったこの日、美術館は準備に大忙しです。

館主・中村倫子さんと娘さんとの協力作業で、絵を展示していきます。

まさにアットホームな美術館ならではの光景です。

なかには立派な額縁で随分と重い作品もあるので女性の手では一苦労する場面もありました。

母娘のユニークな関係がほのかに漂ういいシーンが撮影できたと思います。

今回の展覧会は「中村正義 色彩の世界」をテーマに正義の色へのこだわり、色彩の変化を追って展示されます。

会期は9月2日から11月27日まで、開館日は金曜・土曜・日曜及び祝日、開館時間は11時から5時までです。

是非、足をお運びください。








「父をめぐる旅」座談会in豊橋市美術博物館が開かれました

8月27日豊橋市美術博物館で「父をめぐる旅」座談会が開かれました。

今回は中村正義のドキュメンタリー映画「父をめぐる旅」製作にあたってプレイベントとして企画されたものです。

中村正義の長女・中村倫子さんと映画のプロデューサー/共同監督である武重邦夫の両名が豊橋市美術博物館・主任学芸員の大野俊治氏の司会進行で中村正義の足跡と特異性、その人間的魅力について語り合いました。

100名近い来場者で満員の会場は、正義在りし日の知らぜざるエピソードで大いに盛り上がりました。

この日は正義の珍しい写真や代表作のスライドに加えて、撮影途中のシーンも盛り込んだ映画の予告編を上映しました。閉会後も映画への期待や励ましの言葉をたくさんの方からいただき、豊橋が生んだ天才画家・中村正義が今も市民からの根強い人気を得ていることを改めて感じました。

お暑い中、駆けつけてくださった豊橋のファンの皆様には心から感謝します。





【8月27日】父をめぐる旅・座談会in豊橋市美術博物館【お知らせ】

父をめぐる旅 -撮影日誌-
助監督の二宮です。

8月27日(土)豊橋市美術博物館にて、父をめぐる旅座談会が開催されます。

日時 8月27日(土)  午後2時~午後3時30分(予定)

場所 豊橋市美術博物館 講義室
    愛知県豊橋市今橋町3番地の1(豊橋公園内)

定員 100名(申し込み順 先着)


お問い合わせ先
豊橋市美術博物館友の会事務局 0532-51-2882


当日は、中村倫子さんと武重邦夫共同監督との撮影中のエピソードや中村正義について語っていきます。
また、今まで撮影をおこなってきた映像も少し公開します。

ぜひ、みなさまのご来場をお待ちしています。

(助監督 二宮英之)

構成会議


父をめぐる旅 -撮影日誌-



7月16日から三日間、僕達は父をめぐる旅の構成合宿をおこないました。


構成とは、映画作りで大変重要で、これがなければ映画の幹ができず、ぐにゃぐにゃなものになってしまいます。

どういう流れでいくのか?その流れのためにはいったいこれから何を撮影してきたらいいのかをあつくぶつけあいます。


「中村正義の歴史とは?」

「こういう流れはどうでしょうか?」

「ラストシーンは?」

「それではつまらん」

「生意気だぞこのやろう!」

「あーでもないこーでもない」



という話し合いの中で、映画の具体的な形をつくっていきました。

映画の設計図ができたので、これから今無い素材をどんどんと撮影していきます。



父をめぐる旅 -撮影日誌-

資料を再確認する近藤監督




父をめぐる旅 -撮影日誌-
打ち合わせ風景






父をめぐる旅 -撮影日誌-
今回合宿をした長野県佐久の風景、夜になろうとしている





父をめぐる旅 -撮影日誌-

佐久には自然があふれ、蛙をみるひと時もあった






[助監督]二宮英之

ええじゃないか


父をめぐる旅 -撮影日誌-



ヤマサちくわのええじゃないか通信に中村正義と父をめぐる旅の記事が載りました。



ええじゃないか運動は、幕末に民衆が仮装するなどして囃子言葉の「ええじゃないか」等を連呼しながら集団で町々を巡って熱狂的に踊ったそうです。諸説ありますが、一説には豊橋市が発祥の地とされています。


父をめぐる旅の製作が、祭りのように全国へ広がっていく。

そんな期待を抱かずにはいられません。


ええじゃないか♪ええじゃないか♪



旅はまだまだ続きます。



(助監督 二宮英之)