逆子の症例 02 | 松山市の整体 「 鍼灸整骨院めぐる」

松山市の整体 「 鍼灸整骨院めぐる」

松山市にある整体、鍼灸なら「鍼灸整骨院めぐる」へ。肩こり、腰痛、骨盤の歪み、神経痛、生理痛などに古武術医方の活法(整体)と鍼灸を用いて痛みやこりの解消をお手伝いします。治療院の日々の出来事や私の考えを綴るブログです。

前回の記事 逆子の症例 01  


「逆子」で来院される場合、逆子体操でも改善せず、
ネットで調べて鍼灸にたどり着く方が多いようです。

当院では31週~35週での来院が多いです。

当院へ通院されたことのある方や、鍼灸が身近に
ある方の場合は、もう少し早く来られている印象です。

もちろん、早ければ早いほど「逆子」の改善する確率は
高くなります。お腹が大きくなるにつれて、胎児が動ける
スペースは限られてきますので、戻りにくい環境となって
しまいます。

鍼灸で逆子を改善できることは、もっと多くの妊婦さん
の耳に届けたいです。



【母体の安定】

Hさんからの紹介で来院されたNさん(31歳)。
お腹にいるのは3人目のお子さんです。
31週で来院されました。


Hさんの施術経験から意識したことは、母体を整えるという
こと。これは、私が勉強している活法研究会で学んだことです。

胎児よりも、まずはお母さんの身体に注目します。

お母さんの体の動きに調和がとれているか、肩甲骨や骨盤
の動きを中心にみていきます。そして、お腹の状態を確認。

胎児が逆子になっているのには、逆さになる理由が
あるわけです。その原因の多くは母体にあります。

原因が解消すれば、胎児は元の位置に戻っていくはずです。

母体を整えることが胎児を整えることになる。

私がすべきことは、胎児をクルッと回すための施術
ではなく、母体が安定するための施術です。


母体を整える→お腹を整える→子宮を整える


母体へのアプローチがお腹を整え、子宮を整えます。
この順番で作用することが大切であり、効率的でもあります。


【Nさんの場合】

Nさんの場合、自覚症状としての肩こりや腰痛などはありま
せんが、肩甲骨おしりの筋肉に左右差のあるコリを発見
しました。

お腹の状態とも関連がありそうです。

松山市の整体  「 鍼灸整骨院めぐる」


お腹は、おへその右側に硬さがあります。
頭部かと思われる大きさです。

また、左の肋骨部分にも押すと不快に感じる
場所を発見。

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施術ポイントが絞られました。


《初診(8/29)》

鍼:手三里(右)

お灸:膏コウ(左)

活法:肩甲骨の調整(左右) 梨状筋の調整(右)
    大腰筋の調整(右)


初回は以上で終了。


《2診 (8/31)》
同様の施術を行う。
施術後、自宅にてママ友であるHさん(助産師)に
お腹をみてもらうと、「戻ってるよ!」と。


《3診 (9/4》)
腰に冷えを確認、お灸を追加する。
お灸:至陰(右)を追加
その他は同様に施術。


《4診 (9/7)》
先日の検診で、逆子は改善していると言われた。
念のため同様の施術を行う。

1週間後の検診で、そのままであれば安定する
だろうと伝え、今回で終了。




ここまでの経過から改善例としてブログで紹介
しようとしていたわけですが・・

検診の日にこちらから連絡すると
「逆子にもどってました(-_-;)」

との返事。


34週に入っているため、施術間隔も短くして
現在も施術中です。

思い通りにならないことも含めて、日々の臨床
に臨んでいます。また、その後の報告をします。


逆子の症例 03



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