こんばんは、ココアこと田中貴子です。

 

 

4月から新年度が始まって、ようやくの1ヵ月。
 

 

連休が来て、慣れない日々からの緊張から解かれて、ホッとした方もおられるでしょう。

 

 

ことに社会人デビューや転職してばかりだと、無我夢中ながら、これでいいのかなと思ったり。

 

 

今回は、そんな未来に向けての働き方を考えたい若い世代の方に、オススメの本を紹介します。
 

 

就活生の皆さんも、会社で働くことの意識が高まって、選択の幅が広がるかもしれないですね。

 

 

「小さい会社でぼくは育つ」 神吉 直人 著(インプレス)

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私たちが、いざ見知っている会社名を挙げてみようとすれば、おそらくは、ほぼ大企業ばかり。
 

 

しかも、その製品やサービスを買ってほしいと、一般消費者向けに積極的に広告宣伝を展開しているB to C (Business to Consumer)企業が、圧倒的な数を占めます。
 

 

そのため、学生さんの意識も、知っている=行きたい会社になりやすく、人気が集中します。

 

 

でも、会社はこれだけにあらず。
 

 

素材を売るなど、企業間取引がメインのB to B(Business to Business)企業も、数多くあります。
 

 

世間ではあまり知られていないけれど、安定した実績があるので、会社選択の際にむしろ積極的に探しましょうと、私も相談時にオススメしています。
 

 

そして、何より忘れてはならないのが、国内企業の99.7%が中小企業で、大企業はほんのごく数%にすぎないということ。

 

 

従業員数の割合でいうと、約7割が中小企業で働いています。

 

 

ひとくちに中小企業といっても、規模もまちまち。
 

 

大企業もだんだんと拡大し、今に至ったと想像すれば、中小企業は可能性を多く秘めた場所ともいえます。

 

 

相変わらず、大企業・公務員系を選びたいとする安定志向も根強くあるけれど、一生安泰とも言えない、このご時勢。

 

中小企業というだけで、ヤバいとか、給料が安くて、福利厚生は大丈夫なのか?などと、勝手に決めつけてしまうのは、どうなんだろう?
 

 

この本では、実際に働く現場の声をもとに、中小企業で働くことのメリット、心しておきたいことが書かれています。
 

 

メリットは、この2つが大きいと思われます。

 

・大企業よりも早くから、責任ある仕事を幅広く体験できる可能性がある。

・顔の見える関係で仕事をしたり、顧客の反応をダイレクトに受け取ったりすることができる。

 

やりがいと成果が分かりやすく反映されるのが魅力かと思われます。
 

 

大企業だと、研修期間も長く設定されていて、一人前になるまでのプロセスも手厚い印象がありますが、中小企業は悠長に待っていられない。
 

 

人も少なく、やりながら、出来るだけ早く、即戦力になってもらいたいという本音もありそうです。
 

 

途中からは、どんな風に働く意識をもっていけばいいのか?という部分に多くの紙面を割かれていましたが、結局のところ、どこに行こうとも同じかなと。

 

・誰かが教えてくれるのを待っていても、始まらない。

 

・自分で考えて、動くこと。
 

・周りの人たちは、自分にはない何らかの能力をもっている。

・周りに興味をもって、知ろうとすること等など。

 

 

ここらへんは、働く基本。
 

 

書き出すと、当たり前すぎることばかり。

 

 

どこで働こうとも「求められる」存在になるのが、これからの指標。
 

 

やってやろうの開拓者精神というか、当事者意識が必至になると思います。

 

 

そういう意味では、中小企業ならではの「何でもやらせてもらえる」機会があるのは、貴重なのかもしれません。
 

 

我が身はどうなんだろう?
 

 

自戒をこめて、働く原点を問われた想いです。

 

 

成長は無限大。
 

 

自分の可能性に、希望を託して、大空を飛び上がろう!~

 

 

先日の亀戸散策で目にした、地元の小学生が作ったという鯉のぼり。
 

 

細かくみると、どれもが個性がいっぱいです。

 

 

熱く語ってしまいました。
 

 

読んでくださって、ありがとう。