フェイスブックには書いたのですが、
数日前、フランスに住んでいた時の大家さんのことを思い出しました。
大家さんのことを書く前に、私のことを少し・・。
私は、電話で話をするのがあまり好きではありません。
知っている人であればまだ良いのですが、
事務的な電話は出来れば避けたい、と思ってしまいます。
この前も、住宅保険の会社へ電話したのですが、先方も事務的で私も事務的。
用件だけ伝え合う、了解しあう、という感じ。
こういうやりとりは、みなさんもありますよね。
15年ほど前に、約1年とあるカード会社で働いていたことがあります。
一日中、電話応対に追われる仕事でした。
この時も、99パーセントのお客さんは「事務的」。
もちろん、私も事務的に用件だけを伝えます。
(なぜなら、早く終わらせたいから。面倒な客は余計にそうしたいし~。)
だけど、1パーセントのお客さんはそうじゃないんですよね。
電話でのやりとりのなかに「センス」を加えます。
それは、会話を和らげるセンス!
何気ない、冷たいやりとりに色を加えるセンス!
たとえば、電話を切る際に、「ありがとう」だけではなく、
「ちきりさん、どうもありがとう!」と、担当した私の名前を付け加えてくれるとか。
フランスでお世話になり、家族のようにかわいがってくれた大家さん。
彼女は通訳であり翻訳家であるので「ことば」のセンスはピカイチなんですが、
それが、仕事だけではなく、あらゆる場面で光っているんです。
私が苦手とする電話でのやりとりも、
「今、お話しているのは友達ですか????」
と、聞きたくなるくらいに、とっても楽しそうなんです。
例えば、フランスの固定電話は、電話会社によっていは市内通話は無料なので、
「少々お待ちください」と先方に言われると、
「大丈夫!いつまででも待つわよ~。だってこの電話は無料だからね。
明日の朝まで待てるわよ~。ゆっくり時間をかけて調べてねーーー」
とか、
「あなたってとても優しいわね~!
このままずーーっと話をしていましょうか?だってタダだしね。」
とか、
「あなた日本へ行ったことある?」
「え?ないの??」
「行った方がいいわよーーーーー。アジアは好きじゃないの?」
とかなんとかかんとか・・・。
まあ、これはどちらもフランス人だから成り立つのかも知れませんね。
でも「見知らぬ人との電話での会話」をいかに楽しい会話にするか?!
こんなことを考えたこともなかった私にとっては、目からうろこでした・・・。
ある方から、
「お金をかけずに楽しいことを毎日する!」という宿題(?)を出されている私ですが、
その意味が、大家さんのことを思い出し、やっと分かりました。
「楽しいことをする」
どこかへ出かけたり、何かを作ったり、何かを食べたりするだけでなく、
あらゆることに「彩り」を与えることだったのですね。
それは、今この瞬間も出来ます!
この瞬間も「楽しいとき」に変えることが出来るということ。
今、あなたはどんな時を過ごしていますか?
今に彩りを加えるとしたら、どんなことが出来るでしょう?
では、楽しいサンデーを!
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