「産地が変わる時…、変革は考える人から」
先週末、八ヶ岳山麓の高原野菜産地へ往復してきました。
育苗を見て、産地の様子をお聴きし、宿題も持ち帰りました。
「労働力」と「生産規模」。
これは、農業だけでなく、どんな経営にも共通にある方向性を決める指針です。
中国の研修生の労働力で大規模生産をしてきた時代。
10数年前、はじめて産地を取材した時は、高度成長時代から続く生産規模で、大産地として全国の消費を支える時代そのものでした。
★高原レタス
http://megumico-agri.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_f519.html
信濃毎日新聞の東条勝洋記者が、2011年に農業の現場を取材した「勧農鳥(ホトトギス)の憂い ~農再生へ自由化時代」を本誌に連載し、その後、第27回農政ジャーナリスト賞を受賞しています。
ちょうどその頃から、外国人労働者に変化がはじまり、研修生から実習生に呼び名が変わり、不安定な雇用になる兆しがありました。
今年、実習生の受け入れができなかった生産者さんは、例年通りの生産ができない代わりに、生産規模は減らしても家族との関わりが密になり、心の余裕ができているお話をしてくださいました。
生活リズムを壊す深夜から早朝の収穫、畑のフル稼働による作物の連作障害、言葉の通じない実習生とのコミュニケーション…。
大産地の農業は、最盛期の労働に暮らしのすべてを集中した生活設計をしてきました。
非連続の時代になった、といわれ、今までとは違う時代が来ることが暗示されています。
人口減少は確実に進み、大規模生産の農業の現場は、生産規模と労働力を考えながら、未来へと継続できる経営を模索するときです。
生産性を考えた農業…。
高度栽培技術と、生産規模が鍵になりそうです。
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