「梅雨で、早くも病害発生…!!」



丸ナス 丸ナスの試験2年目。

10年程前に育苗と圃場で試験をはじめて効果は確認しましたが、他の野菜の病害や高度栽培技術への取り組みに特化したため、中断していました。


平成13年に千両ナスで行った、長野県農林研究財団による下伊那農業改良普及センター委託の試験では、無施用区の19%収量増という結果。

昨年のJA中野市の試験では、11.7%収量増になりました。


昨日は、生育チェックと、収量調査の打ち合わせ。

すでに一番果は採れはじめていて、これから調査のお手間をお掛けすることになります。


毎日、4区3本ずつ、収穫時に重さと個数を記録していただきます。

10月までの長丁場、忙しい農作業の手を煩わせてしまうことになりますが、ご協力いただくことで地域の栽培にお役立ていただく裏付けになります。


病害軽減とともに、どの地でも10%前後の増収が可能になるのを確認することは、

収穫の安心をお届けするための基本調査です。

丸ナス








さて、今年のもうひとつの大きな取り組みは、病害回復への挑戦です。


昨年は、丸ナスの生育試験で、ナス半身萎凋病の発生があり、施用区の発生軽減を確認できただけでなく、回復試験に取り組むことができ、思いがけず施用効果を見ることになりました。


健全根との比較をすると、大きな違いがあり、

病害対策の大切さを身をもって体験しました。(写真下)


ナスの根









青枯病 昨日訪ねたもうひとつの畑は、ちょうど病害発生時に連絡をとらせていただくタイミングとなり、回復調査に取り組むことになりました。


昨年の試験での病害発生は7月初旬でしたが、ここはハウス栽培のため定植が早く、病害も一か月弱早く発生しています。(写真右)
地下水位が高く、水路の水が流れ込む悪条件で、病害の進行を考えると、本来、病害発生株を抜き取るようになります。


生産者さんは、収益よりも農業技術の向上に取り組んでくださるご意向で、殺菌と土づくり資材の使い方の検討試験をはじめました。

初期投資の苗代や資材費、そして労力に見合う収穫量を確保すために…。



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