「農業の現場に通う毎日です。」
信州も梅雨に入りました。
6月の第一週は、4日連続の北信行きで過ぎ、盛りだくさんの日々でした。
毎日、農業etc…を考えています。
今年は11年目になり、現場にあった技術の改良を試みています。
平成15年度長野県新しく普及に移す農業技術として採択された「セルリーポット施肥キチナーゼ栽培」。
これは、窒素肥料をたくさん必要とするセルリーの栽培で、肥料を減らしても高品質のセルリーを生産することを可能にした技術です。
★セルリーポット施肥キチナーゼ栽培
農業技術は、時代が求める作物の改良を繰り返し、その栽培法の開発も求め続けてきました。
効率をよくする機械、資材の開発もそれを助ける存在です。
播種した毛苗を仮植しやすくする「すじまきトレー」もそのひとつです。(写真左)
猛暑、豪雨…作物にとっては過酷な環境。
そして、モノの値段が上がり、農業生産に関わる経費の負担が増えながらも、それを転嫁できない作物の販売価格がそこにあります。
梅雨は、作物が病害と闘う季節…。
病害で作物が出荷できないことは、費用と労力の最大のロスになります。
土壌病害を防除するために生み出された資材として、開発者の初心を思い返しています。
各地での取り組みも初心に返し、どの地でも、どの作物でも、安定した施用効果を確認することが資材の底力。
その本領を役立てるために…梅雨は挑戦の季節です。
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