「目的を持つことで前に進める」
![春夏秋冬いつもそよ風-カレンダー](https://stat.ameba.jp/user_images/20110523/21/megumico-agri-s/ed/99/j/o0478071711246691983.jpg?caw=800)
今日も雨の一日。
朝、日めくりカレンダーをまくると、今日の言葉は「雨垂れ石を穿つ」。
今年は、珍しく昔ながらのカレンダーをいただきましたので、毎日、その日のことわざを確認しています。
ちょうど雨降り…。
今日の言葉は、今の現状に即した教えを投げかけています。
「雨垂(あまだ)れ石を穿(うが)つ」
意味は、
一定の場所に落ちる雨だれは、長い間に下にある石に穴を穿つ、ということ。
小さな力でもコツコツ根気よく続ければ成功すること…、に通じるようです。
被災地の復興。
あまりにも広域で大きな災害で、とてつもなく膨大な作業が必要です。
今、この時に、被災地の現状とかけ離れた暮らしをしている人もいます。
催眠商法といわれる場所へ通う人、
毎日娯楽施設で時間を遣う人、
人の価値観も、生き方もいろいろですが、温度差を感じてふと心が淋しくなります。
昨日のドキュメンタリー映画「幸せの経済学」は、上映後、お茶を飲みながら、グループに分かれてひとりひとりが感じていること言葉にしました。
興味のある方々が足を向けたものですから、考えていることは近い位置にあり、話題は共有されるものでした。
映画が問いかけている「今、問われる幸せとは? 真の豊かさとは?」
自分が「しあわせ」だと思えることが、幸せなのだといわれます。
経済的に恵まれなくても、
大切なものをなくしても、
「生きていることがしあわせ…」といえる心は、失ったものや傷の大きさと、今あるものの比較から生まれるのでしょう。
命の期限を意識したときから、人生は“しあわせ見つけ”の旅がはじまります。
生きること…。
それは、目的に向かうこと。
苦難の時、信仰もお酒も遊びも、前進しようとする力を引き出すための心因的手法にはなりますが、
どれも現実を変えてくれるものではありません。
人が苦悩や困窮した環境から抜け出すための力を強くするものは、「目的…目指すもの」に向かって、一歩踏み出すことだと思います。
個々が生み出し、個々で処理する分散型に希望が持てます。
確実な一歩一歩が積み上げるものの大きさ…。
小さく生み出しても大きな力となり、小さな処理でも大きな削減になること。
時代の流れは、「自立から完結」を求めています。
豊かさの価値を考え、自ら選ぶ時代。
一度だけの人生だから、生きた証を残したいもの。
「私の生き方」…目標に向かって根気強く、そして、微笑みながら進みます。
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