「こんなに悲しい現実を許せるのですか」


住む場所からの強制移住を迫られ、

赤ちゃんを避難所で育て、

子供たちの被爆線量を計算し、

母乳の放射能を調べる…。


こんな国になってしまうとは…。

今の日本は、国民を守っていない国と化しています。


地震大国、日本。

たくさんの原子力発電所の存在が危険だと、なぜ思えないのですか・・・?


今朝、福島県佐藤県知事が、「再開なんてありえません」と、原子力発電所の再開は県として許さないことを東京電力の社長に言い切りました。

当然です。
春夏秋冬いつもそよ風-週刊現代
何のしがらみもなく、客観的に考えるほど、原発依存からの転換の必要性を知ります。

「原発ありき」の“原発利益共同体”があるから、その存続のために、安全神話を作り上げ、子供たちに“安全”をすり込み、年月の中ですり込まれた大人を増やしてきたのではありませんか。

原発事故の現実があっても、隠蔽を繰り返してきた独占企業。

「お金」という経済活動で、生活の首根っこを掴まれた人々は、原発反対の声を発することができません。


被災地の状況を見ながらも、当然の如くに「原発がなければ経済活動はできない」と断言する経済専門家がいます。

机上の数値計算で理論を作り上げる人間。

地震の大きさ、プレートの変化、津波の高さまで、すべて人間の計算通りになると錯覚します。

人の命と経済で、優先するものが「経済」…?

あなた方は、人の健康や命の犠牲はどう考えるのですか。

「原発ありき」から、抜け出すことの出来ない利権者たち…。


科学の進歩にはリスクもつきもので、それによって多くの成果を得ることもあります。

しかし、

それは、こんなに多くの犠牲を払うものではないでしょう。

こんなに国民の日常の暮らしを壊し、涙を流させていることに胸が痛まないのでしょうか。

人間の手中に納められない凶器に人間が挑戦することには、自然の猛威が味方しません。


政治家、官僚、電力会社、原発メーカー、建設にかかるゼネコン、素材供給メーカー、銀行などが“原発利益共同体”なのだそうです。

これからは、国民が今の事態を憂いながら何のアクションもしなければ、国民も危険を知っていて容認する同類項。

今度は、誰をも責めることのできない原子力享受者になってしまいます。

春夏秋冬いつもそよ風-開通記念品
利権づくりを使命とする皆さん、原発以外の「エネルギー利益共同体」づくりに方向を変えてください。

組織で動けば、日本の技術は進歩するはずです。

高速道路建設にも利益共同体がありますが、人の命に大きな影響がないことには、国民は目を瞑ることもしているのですから。
 ・・・・・<開通記念進呈品のジャムは、高速道路建設下請け土建会社が販売者でした>


これから次世代に受け渡す放射性物質の負の遺産は、たくさんの「想定外」を人に与えるでしょう。

人体、農地、海、農畜産物、水産物…、

その想定外を生み出す責任は、今生きる私たちにあります。


時代を経た結果が、進化として残るものだと言われます。

私たち人類は、この放射能汚染の先に、どんな進化をみせるのでしょうか。

それは、遠い未来にあるものです…。


未来を守るために何をすればいいのでしょうか。

もっと原発を知ろうとしなかったことに、罪さえ感じます。

今の私には、2年前から意識している節電と、半身欲で水とエネルギーの節約を続けること、そして、こうして書くことしかしかできません。


★いなかSAMさんのブログ 原発とはこういうもの:現場からの心の叫び」
http://ameblo.jp/osamuari/entry-10864718893.html#main









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