「時間を長いスパンで受け止める…」
青空を見上げて、深呼吸をして、そしてため息をつく…。
毎日、目一杯働いているのに、どこか気が不調です。
空の向こうの、東北関東大震災で被災した子供たちや、使命を果たして働く皆さんを思うと、何時になっても涙が乾こうとしません。
地震の時、時計を見続けていた自分に何度もタイムスリップしています。
あの時間が境になったのです…。
早朝、居間のコタツで横になり、ラジオを聴きながらボーッと考え事をして…、その時起きた阪神淡路大震災。
しかし、私はその後の阪神淡路大震災の悲惨な光景や復興の様子を、あまり知りません。
……私は、阪神淡路大震災の年、自分の暮らしを変える決意をしました。
そして、人生が大きく変わりました。
ストーカーに追われ、住む場所を失い、職も無くし、何時終わるとも知れない自由のない暮らしがその後数年続きました。
それは、住みなれた街から離れ、子供と別れて暮らす、命の危機からの避難生活でした。
積み重ねてきた沢山のものを失い、涙と失意と憤りの暮らしでした。
留まることなく時は刻まれ、日々の暮らしは容赦なく消費を膨らませ、安閑とはしていられませんでした。
それは、一人の闘いでした。
人の世では、不幸にして不条理な出来事に直面する人が選ばれてしまうものです。
災害、商売の貸倒、公共の福祉、犯罪…。
思い出や執着を捨てて、前に進まなければならない時があります。
心の区切りをつけ、新たな道への覚悟を決め、スタートする・・・。
憤りを押し殺し、人の暮らしと比較せず、ただひたすら一日一日を無事に終わらせることで前に進むことがあるのです。
人は、それぞれに試練を与えられ、人としての力を試されます。
負のスパイラルのように、次から次へと試練が続くこともあります。
嘆いていても、越えなければ、前に進めず、
「もうだめ」と諦めても、現状は何も変わりません。
自分が立ち上がらなければ、前に進めない孤独な闘い。
壊れても壊れても築くしかない…、悲しいかな、それが生きるということです。
「最期に笑うために…」
私は、そう思いながら、死ぬときの自分を描いて日々を生きてきました。
16年経って、全身全霊で築いてきたモノ…、
それは、成長した子供たちと、育ててきた仕事、商品、そして、“人”という財産。
まだ、安定や安泰にはなりませんが、見守り続けてくださった人の温かさに包まれて暮らしています。
時の流れは、暮らしを変え、新しい歴史を築き、心にたくさんの宝を残します。
過去への執着より、未来のために…。
今、日本が考えなければならないことは、
今ある現実の本質を見極め、
同じ「負」を繰り返さないこと。
そして、国家が尊重すべき「未来の国民の幸せ」を守ること。
果たして、国民の幸せは、
「経済発展」なのでしょうか、
「一人一人の命」なのでしょうか。
今も、物言わず明日の見えない暮らしと闘っている人が、日本中に生きています。
自分の目標に向かい、長いスパンで焦らずに、歩んでいきましょう。
みんな同じ時代を共に生きる同士です。
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