正直に言うと、人外の種族とかの設定は苦手です。
しかし、最近はファンタジー色よりはリアリティ? や心情描写を前面に強く打ち出した作品も多く、この小説は抵抗なく読めました。
人狼族が年月とともに純血種を激減し、ついに雌(女性)がいなくなり、種の保存が保てなくなりました。このままでは絶滅の危機だと、人狼族純血の青年二人が最後の賭けに出ます。
その相手に選ばれたのが、純血種の中ではたった一人の女性和彦でした。
しかし、和彦は名前のとおり、見かけは男性であり、社会でも男性として暮らしています。その彼には重大な秘密がありました。それは彼が両生具有というもので―。
無理を強いられる和彦が二人の青年たちに憎悪をいだきつつも、「ある事件」によって瀕死の重傷を負い、献身的に看護する彼等に次第に心を傾けていく様が読んでいて、よく判ります。
結局、和彦は最後は自分の意思で、彼等の元に戻ることを選びます。
「あとがき」を読んで。
これは作品内容とは関係ない感想ですが、プロの作家
でも、書いていく長い間には色々と悩みは尽きないものだということを知りました。
こういう方の悩みや、それを乗り越えたお話を聞くことは、アマチュアながら書き手として活動している私にも、とても参考になりました。
しかし、最近はファンタジー色よりはリアリティ? や心情描写を前面に強く打ち出した作品も多く、この小説は抵抗なく読めました。
人狼族が年月とともに純血種を激減し、ついに雌(女性)がいなくなり、種の保存が保てなくなりました。このままでは絶滅の危機だと、人狼族純血の青年二人が最後の賭けに出ます。
その相手に選ばれたのが、純血種の中ではたった一人の女性和彦でした。
しかし、和彦は名前のとおり、見かけは男性であり、社会でも男性として暮らしています。その彼には重大な秘密がありました。それは彼が両生具有というもので―。
無理を強いられる和彦が二人の青年たちに憎悪をいだきつつも、「ある事件」によって瀕死の重傷を負い、献身的に看護する彼等に次第に心を傾けていく様が読んでいて、よく判ります。
結局、和彦は最後は自分の意思で、彼等の元に戻ることを選びます。
「あとがき」を読んで。
これは作品内容とは関係ない感想ですが、プロの作家
でも、書いていく長い間には色々と悩みは尽きないものだということを知りました。
こういう方の悩みや、それを乗り越えたお話を聞くことは、アマチュアながら書き手として活動している私にも、とても参考になりました。