夜尿症(おねしょ)の鍼灸治療 | 仙台の往診鍼灸治療院 恵はり灸院ブログ

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アーユルヴェーダや東洋医学、鍼灸や趣味の相撲などの記事を書かせて頂いております。

皆様こんにちは。今回も治療のご報告をさせて頂きます。


今までは患者さんのプライバシーのことや、症状で苦しんでいることを軽い気持ちでアップするのはいかがなものかと思い、治療報告をなるべく記事にしないようにしていたのですが、そもそも苦しみを取り除くために皆様鍼灸治療を求めてくるので、多くの方が必要と思われる情報は発信していこうと思いました。


もちろん、個人を特定できない形でアップさせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。


今回は夜尿症、いわゆるおねしょの症例です。


患者さんは小学校低〜中学年の男の子です。お薬も処方されていたのですが、なかなか改善がみられないとのことでした。


皮膚をみてみると、その年の子供にしては硬すぎる皮膚でした。お医者さんからも同じように言われていたそうです。また皮膚はやや黒っぽく、「腎虚」を思わせる状態でした。


東洋医学の腎は、先天の精という生まれ持った生命エネルギーを貯蔵する臓です。この「貯蔵」することが腎の働きの特性で、この働きが弱まると腰に力が入らなくなったり、尿を漏らしやすくなったりします。


成長はもちろん個人差がありますが、腎の発達が未熟であると夜尿症が治りにくいという形になってきます。


皮膚の硬さは気の巡りが悪いことを表しています。皮膚や気の巡りを司るのは「肺」です。肺は気を動かすことで津液(正常な水分)を動かし、代謝を助けます。皮膚が硬いということは肺の働きも悪く、水分代謝もうまくいっていないことを表しています。また肺は腎の働きを助けるため、肺が悪くなると腎の働きも悪くなります。


そのため治療としては、とにかく皮膚に着目し、皮膚が柔らかくなるように努めました。本当に微弱な熱刺激のお灸や、刺さない鍼などを主に使いました。もちろん肺や腎を補うツボも使いました。


一週間に一度の治療を続けると、徐々におねしょの量が減ってきたとの報告を受けました。一ヶ月後の病院の先生にお会いするころにははっきりと改善がみられ、お医者さんも驚いていたとご報告を頂きました。


その間は主要なツボに一番弱い火力のせんねん灸を毎日夜にして頂くようにオススメしたことも功を奏したようです。


もちろん、その他様々な努力をされているご家庭でしたので、鍼灸だけで良くなったとは私は思いません。様々な努力の中の一つとしてお役に立てたのならありがたいと思っております。


現在は必ず週一回ではありませんが、適度な頻度で続けて下さっています。まだ完全に治ってはいませんが、寒い時期でも出なかったり、出たとしても少ない量で済んでいるとのことです。


また子供は体が小さく敏感なので、刺激量が少なくてもよく効きます。そのため施術時間は大人の半分ほどです。


そのため施術料はあまり頂かないようにしています。(約1000円)


夜尿症は親同士の間で相談すると友達に伝わり、からかいの対象になったりする可能性があるため、相談しにくいようです。そのため仮に同じ悩みを抱えているご家族を知っていても、紹介しにくいということになります。


その方も私のブログのふとした記事をご覧になられて、問い合わせて来られたのでした。


この記事がお困りのお子さん、パパさんママさんに受け取って頂けることを願っております。

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今日はすごい渋滞で

ブログ書く時間がいっぱいです。




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