下の岱温泉 旅荘やまの湯っこ | MEGUのブログ

MEGUのブログ

日々の温泉めぐり・食べ歩き・時々ハムスター。



去年ずっと休業していたので、このまま廃業の方向へ行くのかな・・・と思いこんでいました。
「下の岱温泉 旅荘やまの湯っこ」
「いで湯の宝庫」湯沢市の高松地区に、人知れずひっそりと佇む一軒宿です。

そんなある日
ブロ友様が下の岱温泉の記事を書かれていて、再開していたことを知ったのでした
あああ いつのまに
私、 再開に全く気付きませんでした。+゚(ノД`)゚+。。・゚゚・。 なんという間抜けでしょう!

あの隠れた名湯、極上ぬるぬるうなぎ湯に再び会える
なんだか・・・。
二度と会えないと諦めていた元カレと、復縁が叶ったような嬉しさです 感(┳∧┳)動





そんなわけで、さっそく喜び勇んで飛んでいきました! ε≡≡≡ヘ(  ̄∇ ̄)ノ
山小屋風の旅館の駐車場は、入れ替わり訪れる日帰り客の車でほぼ満車状態
人気あるのね、よかったあ!!!☆



熊の剥製がお出迎えする館内風景は以前のまま抽選熊
変わったところといえば、ご主人は見当たらずに別の若い男性が日帰り入浴の受付をしていたということ。
以前訪問した時、鷹揚とした人のいいご主人に湯上りアイスを奢ってもらったことを懐かしく思い出しました。



浴室へのアプローチも変わっていません。
帳場の方を見ると、ブラインドが締め切ったままなのが少し気になりました。



入浴客の途切れるタイミングにちょうどよく到着したようです。
素早くパパッと撮りました


 
節目の美しい杉板造りの浴室。
自然岩で組んだ高い壁が男女間の浴室を仕切っています。
床全体に薄い年輪が埋め込まれていて機能的(滑り止め)でもあるし、ナチュラルな趣を感じさせてくれる



大小の湯船が並び、湯温の違う源泉がそれぞれの湯船に満ちています。
うっすら青味を帯びた微濁湯は、淡い光の帯を纏ったようにとろりと輝いているキラキラ キラキラ☆ キラキラ



シャワーの出はイマイチ調子がよくありませんが、しっかりと源泉が使われています
源泉を浴びながら香ばしい卵臭を深々と吸い込む。
むはあ~。いいニオイラブ



ちゃぷん・・・。
極上の天然ヌルトロ美容液に身を沈めると・・・。
浸かった瞬間、高純度のにゅるにゅる成分が膜となって肌にぴったりと張り付く感じWハート

にゅるにゅる膜は、たちまち肌に馴染んでスーッと浸透していくのです!!*
うああああ。これは、きもちいいいぞおお!!*

どのくらいのにゅるにゅる度かというと、私の体感では
中山平<羽根沢=下の岱かな。
(あくまで個人的な感想です)



右の小さいの湯船は44℃、左の大きい湯船は42.5℃。
それぞれ塩ビ管から激熱の源泉が注がれているほかに、足元にも投入ポイントがありぶくぶく湧き上がっていました。
分析書が見当たらないので、自家源泉なのか?それとも近くの発電所からの蒸気井温泉なのか?不明ですが。
ヌルヌル感が顕著のなめらか感触の湯で、湯上りはしっとりと保湿性が高い湯っこです。゚+.゚ヽ(●´ω`●)ノ。



まったりと浸かっていると、やがて地元客らしいご高齢のご婦人が入ってきました。
聞くと横手から毎週のように通ってくる常連客とのこと。
何気ない世間話を交わしているとやがて…。

「ここには昔から通っているのよ。ここも昔は送迎バスが通ったり広間が満員になったり賑やかだった時期もあったんだけどねえ。
ご主人が亡くなって閉めていたから、すっかり静かになっちゃって。」

「え・・・!ご主人亡くなったんですか?」
(゜Д゜)そんな…。
あの優しそうなおじいちゃんが亡くなっていたなんて…。

「亡くなってからは暫く閉めていたんだけどね。息子さんも継ぐ気は無いし、湯っこがただ流れていくだけでもったいないし近所の人達も閉めとくのは惜しいっていって」



ご婦人の話によると今年の4月から日帰り入浴のみ再開したとのこと。
今では数人の近所の有志の方で、おじいちゃん亡き後も建物や温泉の管理をしているそうです。
日帰り対応したお兄さんもご近所の方なんでしょう。
有志の方たちの手でしっかりと整備され清潔に保たれている。
ありがたいことです。
感謝です。(´・ω・`)ノ・∵+。∵・*


おじいちゃんがいなくなった後も、やまの湯っこは湧き続けている。
きっとこれからも

溢れた湯に洗われて、床の「やまの湯っこ」の文字がきらりと光った





カピバラ下の岱温泉 旅荘やまの湯っこカピバラさん(お風呂)
秋田県湯沢市高松大日台(字)48