私が日本に行ったとき、母に提案をした。


「結婚式のとき、振袖でずっといるのは大変だからさ、お色直しに普通の着物か

浴衣に着替えるってどう?」


母の反応は


「・・・・・あんた、何言ってんの?浴衣なんて、そんな正式な場に。日本の親戚

だって来るんだから。」


という非常に期待通りの「あーこの子はまた非常識な事言って」というものだった。


そして先日母と電話中。


「そういえばさ、あんた浴衣に着替えるって言ってたでしょ?アレ、いいじゃないの!

昨日ふと思い出したんだけど。ほら、やっぱりずっと振袖だと大変だし。」


「いやね、ほら前は非常識だとおもったけど、よく考えたらアンタの結婚式どうせ

日本とはまったく違うんだし、そういうのもまた変わってて楽しいし、

親戚のみやげ話にもいいんじゃない?」


とのこと。


話が全然違うっちゅーの。

だったらやっぱり日本に行ったとき浴衣買えばよかった・・・


でも苦節何ヶ月?

私の結婚式は妹のときとまったく違う、国も違う、しきたりも違う、常識も違う、

ということをやっとわかってくれた事がかなり嬉しかったぞ。