母と銀座~マリー・アントワネット展 | 鈴木恵のフローラルペインティングライフ

母と銀座~マリー・アントワネット展

 

母が「たまには都会の空気を吸いたい」と言うので

日帰りツアーを企画しました。

やはり銀座でしょうね。

 

 

 

 

 

まずは有楽町で映画、「アラビアの女王」 

砂漠の情景は旅の経験で最も心に残る景色だと言う

母のリクエスト。

確かにこの作品は詩的に感じるほどの美しい砂漠の映像と

意外にも穏やかな展開・・

またニコール・キットマンの気品ある美しさも魅力でした。

 

その後はウインドショッピングしながら

銀座4丁目交差点に向かいランチ。

 

 

 

  

 

 

 

以前角田先生に案内して頂いた

眺めの良いフレンチレストラン「BISTRO MARX」

 

 

 

  

 

 

 

カジュアルでありながら洗練された料理は最近のお気に

りです。

目の前の路線価日本一である鳩居堂や和光本館、

銀座三越などを見下ろしながらの食事。

その土地価格にため息をつきながら・・。

 

さて、今回は珍しく買い物欲のない母、

それではとタクシーで六本木ヒルズに向かいます。

これならどうでしょう。

 

 

 

 

 

 

森アーツセンターギャラリー「マリー・アントワネット展」

フランス革命に散った悲劇の王妃。

時代を超えて絶大な人気であり会場内のほとんどは女性

です。

美しい肖像画は勿論のこと彼女がコレクションしていた磁器

類、実際に身に付けていたものなど、マリー・アントワネット

しとその時代をも体感することが出来ます。

 

 

 

 

 

 

撮影が可能なプライベートの空間を再現した部屋。

もっと豪華絢爛かと思ってましたら、

落ち着いたペパーミントグリーンを中心としたセンスの良さ

を感じる部屋でした。

 

美意識がふんだんに振る舞われた優美な展示品も

後半には悲惨なものに変わっていきます。

幽閉中に身に着けた簡素な肌着やヘアバンド、

断頭台にのぼる際に脱げたとされる靴など、波乱に満ちた

生涯の集大成といった感じでした。

 

 

 

 

 

 

どっぷりと浸りながら会場を出ましたら

正面の窓から絶景が広がります。

その日は3月の陽気・・遠く千葉方面まで優しい夕暮れ

包まれ、やがて六本木も夜の顔にキラキラ夜の街キラキラ

 

 

 

 

 

 

「いつまでこうして東京を歩き回れるかしら」と呟きますが

トキメキ体質と筋肉質の82歳はこの先まだまだ大丈夫。

 

背筋をピンと伸ばして東京駅に向かっていきました:*・.。.