ネネツ人 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

ネネツ人の分布
ネネツ人の分布

Wikipediaより抜粋
ネネツ人の子供ネネツ人(露:ненцы)ロシア極北地方の先住民族である。2002年の国勢調査では、ロシア連邦内に41,302人いることが確認されている。ネネツ人の殆どは、ヤマロ・ネネツ自治管区内に居住している。同自治管区の7%程度がネネツ人である。他の主な居住地はネネツ自治管区、旧タイミル自治管区(現クラスノヤルスク地方)である。 ネネツ語を話し、人種的にはモンゴロイドに属する。

ネネツ人は大きく二つに分かれる。経済基盤を異にする2グループで、極北のツンドラネネツと森林ネネツである。 また、コミ人(フィン・ウゴル語派で、人種はコーカソイドに近い)グループに属するイズマ族との混血によるコミ人と同化したネネツ人が第3グループとして現れてきている。

ネネツ人は紀元前200年頃に、故地のオビ川・エニセイ川流域のミヌシンスク盆地からサヤン山脈付近から移動して、アルタイ語族に合流し、テュルク系またはモンゴル系と同化した一派もいた。

ヨーロッパに残ったグループは、1200年頃にロシアの支配下に入ったが、より東方に居住していたグループは14世紀まで、ロシアとの交流を持たなかった。 17世紀初頭に全てのネネツ人は、ロシアの支配下に入ることになった。

ネネツ人の暮らし
ネネツ人の暮らし

ネネツ人はカニン半島からタイミル半島の間、そしてオビ川、エニセイ川の川岸に広がって居住している。小群落を形成し、農業を営む者や、狩猟、長距離を移動するトナカイ遊牧を営む者がいる。 また、トナカイ遊牧を助け、犬ぞりを引き、ヨーロッパ人探検家の北極点探検にも利用された極北の地によく適応したサモエード犬(Samoyed dog )なども育てている。 魚を主食とする。 氏、家族を主体とした社会を形成し、宗教は自然崇拝やシャーマン信仰である。シャーマンはタディビャ(Tadibya)と呼ばれる。

ロシア革命の後、ネネツの文化は集団農場政策のあおりを受けた。ソビエト連邦はサモエードに定住を強制しようと試み、多くのネネツ人はそれを許容した。しかし、定住、農業、学校教育は彼らの文化の固有性を一段と弱める結果となった。

環境問題も深刻化している。ヤマル半島では、ガス田開発、過遊牧による環境破壊が、彼らの生活様式の恒久化を危機的なものにしている。

ネネツ人の家族
ネネツ人の家族