主務者印 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

郵便貯金通帳
郵便貯金通帳

2005年3月11日には日本郵政公社が主務者印に関する通達を出し、以後は主務者印そのものを通帳に押してもらえなくなった。但し、定額貯金・定期貯金の新規預入、通帳再発行、住所異動などの場合は、証明印である主務者印を押すことになっている。そのため、ここぞという郵便局で通帳更新したり、或いは通常貯金通帳に預入して局名ゴム印を押してもらうのとは別に定額貯金または定期貯金をして主務者印を集めたりしている人もいる。

現在、主務者印を押してもらうためには通常貯金通帳の他に定期・定額貯金用通帳も必要となっている状態である。定額・定期の預入金額は一千円以上の千円単位であるが、通常貯金で主務者印を捺印できていた頃の旅行貯金では、それより少額の預入を基本としていた者も少なくない。

郵政省時代の通常郵便貯金通帳には主務者印押印欄があり、預払時に押印をすることができた。しかし、郵政事業庁(2001年1月9日)以降の通常郵便貯金通帳には押印欄がなく、現在では定額・定期郵便貯金の預払時も押印も行わなくなったため、主務者印が押印される機会が少なくなっている。 現在、主務者印が押印される取り扱いは、ゆうちょ銀行の通帳発行(繰越)時の貯金通帳(証書)の副印鑑表示の封印や住所・氏名変更時の旧住所・氏名抹消時などに限られている。

現状でも局名ゴム印の押印は続いているため「必ずしも主務者印にこだわる必要は無いのではないか」という意見もあり、同じ趣味をしている人でも主務者印に関する見解は異なっている。
一方で主務者印に重きを置く人は「一部の局で主務者印と局印とで字体(新字体と旧字体、異体字など)が異なるケースがあり、正式な局名字体がどちらなのか、改称されたか否かの判別が曖昧になる」などを理由に挙げている。

上記の局名に関する問題は、一部の旅行貯金者にとって「一局の定義」や「自分にとって○百局目/○千局目がどこか」「◇◇県は完訪になるのか否か」などの事柄が絡む点で、極めて重要な問題とされている。

上記のような主務者印の通達が一般に知れることなく行われたので、旅行のついでに貯金していた私はいきなり押印されなくなって怒り心頭となった。現在主要郵便局で主務者印の押印には、ゆうちょ銀行〇〇支店となっているので主務者印の収集を完全に諦めている状態である。

しかし、極稀に〇〇郵便局長印を残している主務者印も存在している。住所や名前変更などの訂正印として押印されているので、こまめに郵便局を探してみる必要がある。