赤坂には、仕事の都合で月に数回は行く。空いた時間を喫茶店で過ごす事も多い。
本当に良く入る店は、ホテルグランドフレッサ赤坂1階にある上島珈琲店なのだが、チェーン店だし喫煙室も手狭なので、純喫茶として認めるわけにはいかない。よって純喫茶探訪には加えない。
赤坂という所は、比較的喫煙可能な喫茶店が多い街だと思うし、純喫茶と呼んで良い店も何件かある。ここパンジーは、赤坂通り沿いにどんと構えた喫煙御免の知る人ぞ知る聖地。
ここ以外にも、紹介したい喫茶店はたくさんあるのだが、先ずはここパンジーから。
今回吸っている煙草は、ピーターソンから新しく出た4つのパウチ物の1つ、コーンメイラブラック。
CONNEMARAはコネマラと読むのではないか? と思うのは、アイルランドにコネマラと呼ばれる土地があるからなのだが、輸入元の柘製作所のカタログによると、コーンメイラとなっている。正式な発音はどっちに近いのか。間を取って「コヌメラ」とでも発音しておこうか。
チェリー系の着香である。そう、香りの暴力、チェリー着香である。
プラセールさんがここから5分ほどにあり、買ってきたばかりなので試していない。
他の客に大ヒンシュクだったらどうしてくれようか。
さて本題の喫茶店について。
創業は1964年だそうで、昭和な喫茶店なのだが、レトロ感はそれほどない。道路に面してガラス張りなのは、陽光が多くて気持ち良い。
食堂のような椅子・テーブルが並び、ソファは無し。客層はサラリーマンが多く、会話も賑やか。空気の流れも乱気流気味で、パイプの煙はたちどころに、文字通り雲散霧消。
BGMはというと、おとなしめの映画音楽系。ほとんど会話にかき消されてしまう程度。
それほど落ち着いたムードには浸れないのだが、ここの良い所は、何と全席が喫煙席!
これは今時、素晴らしい事だと思う。みんな喫煙席ですが何か?文句があるなら入らなくて結構!という強気な姿勢である。煙草の煙を嫌う人は客じゃない、と主張しているも同然である。是非とも、他のお店にも見習って欲しい。
空調が乱気流気味なのは、そのためだろうか、煙草を吸わない人にも、煙がほとんど気にならないだろう。勿論、パイプを吸っても構わない。
赤坂通りを外堀通りに向かって右側を歩くと郵便局の手前にある。是非一度お立ち寄りあれ。
喫茶 パンジー
東京都港区赤坂2-6-24 赤坂水野ビル1F
8:00~20:00
(営業日及び時間は要確認)