<大相撲初場所>◇9日目◇16日◇東京・両国国技館

 大関稀勢の里(30=田子ノ浦)に土がつき、

白鵬(31=宮城野)と鶴竜(31=井筒)の両横綱が敗れた。

(日刊スポーツ)

【写真】宇良7勝目「うまく反応して取れた」勝ち越しに王手

 稀勢の里は、

かど番の大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)を左四つに組み止めたが、

がぶって出られて寄り切られ、勝ちっ放しがいなくなった。

琴奨菊は連敗を5で止め、3勝目を挙げた。

 8日目に連勝が止まった白鵬は、

小結高安(26=田子ノ浦)に押し出されて2連敗を喫した。

 横綱鶴竜(31=井筒)は、

前頭3枚目の勢(30=伊勢ノ海)に押し出されて4敗目を喫した。

勢は2個目の金星を挙げた。

 大関豪栄道(30=境川)は、

前頭3枚目隠岐の海(31=八角)を危なげなく寄り切って

6勝目を挙げた。

 3連勝中だった大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)は、

前頭2枚目荒鷲(30=峰崎)に上手投げで敗れ

4勝5敗と黒星が先行した。

 人気力士の前頭4枚目遠藤(26=追手風)は、

同8枚目北勝富士(24=八角)の左のど輪で押し出され

4勝5敗となった。

小兵の同9枚目石浦(27=宮城野)は、

同14枚目佐田の海(29=境川)を押し出して3勝目を挙げた。

 十両3枚目の宇良(24=木瀬)は、

同7枚目旭大星(27=友綱)を押し出して

7勝目で勝ち越しに王手をかけた。

 9日目を終わって幕内は

1敗で稀勢の里、前頭10枚目貴ノ岩(26=貴乃花)がトップに並び、

2敗で白鵬、勢、北勝富士、前頭10枚目蒼国来(33=荒汐)

同13枚目逸ノ城(23=湊)が追う展開となった。