NHKロンドンオリンピック放送中継番組現地キャスター発表会見が
26日、都内の同局で行われ、
工藤三郎アナウンサー(59)と
フリーアナウンサーで
同局の「サンデースポーツ」などでキャスターを務める
山岸舞彩(25)が出席した。
2人は7月27日の五輪開幕から、英国の各地から中継を行う。
(スポニチアネックス)

【写真】スタイル抜群の山岸舞彩キャスター

 山岸キャスターは
09年からBS1の「Jリーグタイム」など
サッカー番組のキャスターを務めて人気上昇。
11年4月からはNHK総合のスポーツニュース・情報番組
「サタデースポーツ」、「サンデースポーツ」を担当している。

 注目している競技を聞かれると
「やっぱりサッカーはU―23もなでしこもすごく楽しみ。
一つに絞れないんですけど、トライアスロンの上田藍選手」と目を輝かせた。
自身もスポーツ少女で、
競泳ではジュニア五輪東京都大会に出場した経験がある。
さらにゴルフは小学校3年生から始め、5年生から大会に出場。
ベストスコアーは75で「飛距離はドライバーで230くらい」という腕前という。

 一方、工藤アナウンサーは「100を切るのがやっとです。
(山岸キャスターに)50ヤードくらい置いていかれる」と苦笑い。
現地で楽しみにしていることは
「ゴルフ発祥の地なのでゴルフ場を見てみたいんですけど、
そんな時間はないと思うのでまた別の機会に」と仕事に打ち込む。

 この日、山岸キャスターは青や黄色の“五色”ネイルで登場。
「現地に行く前にもう一度ネイルを変えるので、
その時はもうちょっと五輪を意識したものにしようかな」とはにかんだ。

 スタイル抜群な山岸キャスターの華やかな衣装を期待するファンは多いが、
中原識雄チーフプロデューサーは
「中継が屋外になるのでスポーティーな感じになるかな」と話した。


 2人は会場周辺の屋外から、
ロンドンの中心地から、サッカーの行われる地方都市など英国各地から中継を行う。
これまでキャスターは東京のスタジオからの中継だったが、
NHKは初めてロンドンの中継現場にキャスターを派遣し、
総合テレビの競技中継の前後に注目選手の最新情報を現地から伝える。
日本時間深夜から行われる競泳、体操、サッカーなど
決勝種目を中心とした時間帯の中継に登場する予定。

 バルセロナ五輪から夏冬計10大会の五輪実況中継に携わってきた工藤アナは
「現地から生の空気、風を伝えたい」と意欲。
山岸キャスターは「スポーツキャスターを目指してから、
五輪でキャスターを務めることは夢だった。
私を選んでくれたことに感謝したい」と大役に抜てきされた胸中を語った。

 今月、陸上選手権の現地スタジオキャスターとして初共演している2人。
お互いに期待するところは?との問いには「刺激を受けたい」と工藤アナ。
一方、山岸キャスターは
「組ませていただくのがベテランの工藤さんで何も心配してない。
安心感があるといいますか、何の不安もないです」と笑顔で話した。

 山岸キャスターは「私は詳しいわけでも知識があるわけでもない。
私の乏しい知識を一カ月でいかに多くするかも課題ですけど、
工藤さんのご経験に頼ることになると思う」と話した上で
「私にできることは全力でやる」と力を込めた。