アニメソング歌手の登竜門「第5回全日本アニソングランプリ」の福岡予選が30日、

福岡・天神のイムズホールで開かれ、

書類審査などを通過した27人が全国大会出場を目指して熱唱を披露した。

(産経新聞)

 参加者たちは「けいおん!」「マクロスFRONTIER」

「デジモンアドベンチャー」といった人気アニメの主題歌や挿入歌を、

振り付けを交えるなど高いレベルで歌い上げた。

 広島市の大学4年生、畑辺高行さん(23)は

「東日本大震災の後、

被災者のために歌うアニソンシンガーの姿を動画投稿サイトで見て、

この道に進もうと考えた」。

第1回大会から挑戦し続けているという

福岡市の派遣社員、馬場加奈子さん(26)は

「リベンジを果たそうと精一杯歌った。

終盤は自分のペースに持っていくことができた」と満足そうに話した。

 レコード会社の音楽制作担当者らによる審査の結果、

福岡市の田中瑞穂さん(15)が優勝、

鹿児島市の上村洸太さん(24)が準優勝に決まり、

10月9日に東京都で開かれる全国大会への出場権を得た。

全国大会の優勝者は、来年の新作アニメの主題歌でプロデビューできる。