今日は、ひたすら1日社長業務。


「うちの社長は好き勝手できていいな~」と思っている職員もいるかも知れないが、経営者には経営者の業務と現場がある。


例えば、通所介護の経営者の仕事は大きく3つ。


1.お金を作ること

2.建物を作ること

3.人を雇うこと


これが経営者としての最低条件の仕事だ。


まず、第一関門の「お金を作ること」では、自己資金が潤沢なら、問題ないが、金融機関からの融資を受けるためには、「信用」がなければならない。つまり、融資を受けられない経営者は、その時点で経営者失格となる。


では、その「信用」はどのように作るのかと言うと「実績」だ。ここで言う実績は、決して、「質の高い介護をやっている実績」ではなく、「きちんと利益を上げている実績」だ。一言で言えば、「キャッシュフロー」だ。


キャッシュフローをきちんと説明でき、上がったり、下がったりする売上や費用を事細かに説明できなくてはいけない。「まあ、だいだい分かっていますけど」じゃ、金融機関は相手にもしてくれない。


また、「儲からなくてもいいので、良いことをしたい」というのは、それは、経営と言うよりは、ボランティアになるので、「自己資金で、お好きにどうぞ」となる。そもそも、それじゃ通所介護の事前相談レベルでアウトとなる。


通所介護の理想の経営は「質の高い介護をやりながら、きちんとキャッシュフローを管理する」というものだ。この1年間でしっかりトレーニングしたので、今日は、堂々とプレゼンできたのは昨年との大きな違いだった。


まだまだ経営者としてはかなりの実力不足は否めないが、一歩前進したのを実感した。