2年前、弓削島近くにある豊島で、古墳時代の製塩と祭祀の跡が
発掘されたことをご存知でしたか?
それから、ご縁もあって、『塩』について学ばせて頂いています。
縁(エン)と塩(エン)で・・・なんてコトは置いておいて
「塩」は、古代文化では大地の「白い黄金」と呼ばれ、「塩」の価値
は、貨幣、徴税品、医薬品、宗教儀式、食物保存、生命維持など、
人間生活に欠かせないものでした。
そのために、人々は、海のあるところでは海水から独特の方法で塩
を採取し、塩湖や岩塩があるところでは露天で直接塩を採るなど、
地域によって様々な方法で塩を採取し、生産地から消費地へ運んで
いたと考えられています。
シルクロードならぬソルトロード(塩の道)が存在し、「塩」の交易を
通して、文化交流もなされてきました。
そんな「塩」の歴史文化を次代に伝えていくためにも、現代に活かす
ある企画が生まれました
「塩」を考える日本・フランス交流美術展の開催
「塩」を考えるには、「塩」が今我々にとってどのような存在となって
いるのかを考えてみる
今回は製法の違いなどを論ずるのではなく、「塩」を概念としてどの
ように捉えるかを、現代アートの作家さんたちに表現してもらい、
新たな塩文化の視点を見出そう
そこで、「塩」をテーマに、フランスと日本の現代美術作家の作品を
通して、「塩」の文化交流を
そんな素敵な企画・・・
その企画は、生まれただけではありません
島のスーパーウーマンMさんの音頭で、多くの協力者が集まり、実現
することに (Mさんには、いつも驚かされます)
開催日は、2010年7月18日(日)~31日(土)
テーマは、「Le Sel(塩)」
開催会場は、愛媛県上島町
開催期間中は、「日本・フランス交流美術展」の名の通り、日本と
フランス両国の現代アート作家さんが作品を持ち寄ります。
(現時点で、フランス側10名、日本側25名の作家さんが参加決定)
その他にも・・・
製塩土器づくりと塩づくり体験や、フランス出展者有志による、弓削
塩をつかったフランス料理教室、豊島遺跡見学クルージング、
ヨーロッパジャズ交流会・・・などなど盛りだくさん
今年の夏休み最初の思い出作りは、「Le Sel(塩)」から
ちょっと先のような話ですけど、今からワクワクしてきます
皆さんも早めにスケジュール帳に入れておいてくださいネ
この愛媛(上島町)で、フランスとの交流を図る・・・
しかも民間ベースの実行委員会が企画運営・・・だなんて
トレビア~ン