補足1 | ナチュラルメディカル カレッジ コラム

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ナチュラルメディカル カレッジでの講義で使う基礎知識や補足や理解してほしい事の各資料よりの臨床の幅と深さを深め広める為に引用も含めて書いていきます。

二点鑑別閾 → 離れた場所に加えられた刺激を、2つの異なる点として感じる能力、

           この刺激を区別できる最小の距離


閾値(いきち)→ 感じ取ることの出来る最も小さな刺激の大きさ


全身のうちで閾値化が一番小さいのは、唇の皮膚や舌の粘膜で5mgほどです。指の触覚は、腕の皮膚と同じ

100mgほどの力でないと感じられません。


また、ここで進化学などを理解すると、もっと楽しくなるのですが・・・答えはもったいないのでヒントです。


指先は、温度と痛みの感覚についても敏感ではありません。全身の皮膚に、温かさをよく感じる温点、冷たさを感じるん冷点、痛みを良く感じる痛点が分布していますが、指先の皮膚は、冷点、痛点の数は少ないのです。


冷点が多く分布するのは、鼻や粘膜や胸の皮膚で、冷たくなっては困る所です。

痛点の分布が多いのは、前腕や大腿の皮膚で普段は衣類によって困る場所です。


指先は、冷気や傷にされやすい所なので、冷たさと痛さの感覚は鈍くなっています。一方、指先の温点はかなり多く、顔の皮膚と同じくらいの数です。指先は、熱さに対してはある程度敏感てせす。


必要な感覚は鋭敏に、邪魔な感覚は鈍感になるのです。


身体は本当に凄いです。この知識を臨床に応用すると、効果的な治療内容がわかってきますよね。